ふたり回し

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デッキ作りの工程

私が普段デッキを作って行く工程をご紹介します。

あまり大したものではないので、参考程度にどうぞ。


1.とっかかりをつかむ

単純に特定のコンボやカードを使いたいという時もあれば、支配的なメタデッキに相性の良いエンジンを選ぶこともあります。

「何々できる(デッキタイプ)を作ろう!」

「(個別のデッキ)の流れに何々を組み込んでみよう!」

というところが出発点になることもあります。

とっかかりが決まった時点で、デッキの速さや動きが絞られてきますから、後は楽なものです。



2.相性のいいカードを入れていく

デッキのタイプが決まったら、

必要な能力を持ったカードで、既に入っているカードと相性の良いもので、スペースを埋めてゆきます。

ビートなら、Wブレイカーや軽量獣を、コントロールならハンデスランデスのスペースを。

除去やエンジンはどちらのタイプでも機能してくれるので、そういった能力のあるカードは要チェックです。

効果が噛み合うカードや、種族サポートが利用できるカードを、なるべく多くリストアップします。



3.ポピュラーなカードでバランスを整える

残ったスペースを無難なカードで埋めていきます。

ジェニーやソウルアド、フェアリーライフなどがそうですね。

この工程で、デッキが戦う上で必要そうな能力を、一通りそろえましょう。

一枚積みの回収カード、銀の弾丸などもお忘れなく。


カードが40枚に達したら、

色バランスを調節しつつうまく機能しそうにないカードをポピュラーなものに入れ替えて40枚まで絞ります。

これが、デッキの雛型ですね。



4.戦わせて、調整していく

とりあえず、デッキらしきものは出来上がりました。

ここから、このデッキを、一通りのデッキタイプと戦わせていきます。

デッキに欠けていた能力や、つながりの悪いターン、苦手とする展開などが少しずつ見えてくるでしょう。


そうして、あるカードを別のカードに入れ替えたり、変えることでできた穴を、別のカードに埋めさせたりします。

たとえば、トリプルマウスの威力に不満を感じ、ソウルアドに変えたとします。

すると、キングアルカディアス進化元が減りますから、

ハヤブサマルからスカイソードに一枚交換し、防御方法を変えることで、防御力を維持しつつ進化元を確保するわけです。


このような操作を行う場合には、弱いカードにも光があたります。

強くしたい部分にワガママなカードを入れた分、他のカードに後始末をさせましょう。



5.個々の相手、場面における最善の行動を調べる

これで「レシピ」は完成ですが、「レシピ」を「デッキ」にするためには、最後の仕上げが必要です。

どの様なデッキに対して、どんな時に、どのカードを優先して使うべきか―。

場当たりではなく、ワンパターンでもない、しっかりした「マニュアル」がなくては、「デッキ」を作ったとは言えません。


「マニュアル」作りは、デッキ作りにおいて最も時間のかかる作業ですが、効率を上げる方法はあります。

それは、積極的に「実験」すること。

同じ相手に同じ勝ち方をしても、得られるものは多くありません。

なるべく色々な相手と戦い、同じ相手でも、いろいろな作戦を試して最善策を「探りあてる」ことが大切です。



「ふたり回し」に載っているデッキは、このようにして作られています。

昔にも話したことですが、とにかく一度にすべてを決めるのではなく、小分けして一つずつ潰していくこと。

難しい問題に出くわした時の、第一の対処法です。



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