2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧
明日もう一本、いけるかな? 27より続く 水がめを抱えて階段を上り下りするのは、なかなかの重労働だった。両手と視界のふさがったまま、先を行くリシュンに導かれてなんとか部屋に戻ったときには、シャビィの体はすっかり流れる汗の下。顔は真っ赤にのぼ…
間が空いたせいでスピードが落ちている。踏ん張れ、私。 26話より続く シャビィは言われるまま、リシュンについて昨日の道を引き返した。かめを担いで階段を上り、柱廊を抜け、螺旋階段を下りてゆくと、水汲み場には先客がいた。 「あら、リシュンちゃん、…
おそらくこれで打ち止めです。 さらば世界樹5……本物がでたときにでも、ちょこっと思い出して下さい。 ・パーティー編成例1 ・パーティー編成例2 1.船山に登るコンダクター5 コンダクター(ガーディアン)・コンダクター(ガーディアン)・コンダクター…
少し間が空いてしまったが、気を取り直して。 25より続く 翌朝、シャビィは物音で目を覚ました。明るいながらも部屋の中が見えるのは、まだランプが消えていないからだろう。蔵の中で寝過ぎたせいか、ゆうべはなかなか寝付けずに、かすかに聞こえるリシュ…
15話から25話を一括。 甲より続く 地下水路には、冷たく、そして湿った風が流れていた。冷えきった手足が水滴に覆われ、水気を吸った衣が体にまとわりつく――山の上で雲に呑まれた時と同じだ。 「驚いたな。まさか足下にこんな空間が広がっていたなんて。ここ…
具体描写を幾つか増やしてメカニックの説明を補強した。 全体のテーマに引っ掛かるところもあるので、ストーリーと全く関係ないわけではない。 クライマックスの前にのんびりしたシーンを挟んだことで、結果として溜めを大きくできたかな…… 不穏な感じを基調…
ヤシャの仕様を変更したためメインヤシャ・サブヤシャの意義が少し変ってしまいましたが…… パーティーに組み込む際の使い方は、そこまで変わりません。 ・パーティー編成例1 ・パーティー編成例3 1.シンクロ悪用PT クラウン(ヤシャ)・クラウン(ヤシ…
今週は主に原生都市の改稿にあてたいと思う。 新しいシーンをいくつか追加して、メカニックの説明を豊富にしたい。 思えば不自然な説明を減らそうとして、技術系の描写を碌にしていなかった。 具体描写と拓巳が都市の在り方について疑問を持つような描写を絡…
若干突貫工事になってしまった感があるので、後から手を入れるかもしれない。 24より続く リシュンの考えを聞いて、シャビィは両手で頭を抱えた。 「まさか、そんなことまで……」 うろたえるシャビィをリシュンは慰めた。 「シャビィさんが気に病むことはあ…
加速度的に長くなってきたが、これは一体どうしたものか…… 23より続く 「二週間近く前になりますか。寺院の資金源を怪しんだ私は、早速寺院の周りに探りを入れました。占い師にとって、ネタは資本ですからね。」 霊感に頼っているかのように見える占い師だ…
今週中にこの会話を最後まで……なるか! 22より続く 分厚い唇をきっと結んで足を組み直し、シャビィはゆっくりと鼻から息を吐き出した。 「一体どうすれば老師たちは考え直してくれるのでしょうか。私は……私には、うまく説得する自信がありません。」 溜息…
クラウンの項目で少しふれたシンクロスキル。 平たく言えばバーストスキルやリミットスキルに準ずるものですが、少々仕様が違います。 シンクロスキルは、1~5人のシンクロゲージを消費して放つ必殺技です。 複数のキャラに装備したシンクロスキルのゲージ…
少し間が空いてしまったが、2シーン分書きすすめたので遅れはない……はず。 その21より続く そうか、胡椒だ。シャビィが声をあげた。 「見たんです。殴られる前に。床一面に黒い粒が広がって――」 口の中で弾ける鋭い香り、冷たい床を胡椒が転がる乾いた音…
風音がかわいそうなのでタイトルバナーを作成してみました。 背景が黒い方が分かりやすくてよいでしょうか? 本編の方は設定をゲーム臭く感じて休止してしまったわけですが、 小説らしさや人目を気にしないならアクションシーンもドラマも結構気に入っていま…
ひさしぶりな気がしますが…… パーティーの編成例をいくつか。 ・パーティー編成例2 ・パーティー編成例3 1.定番のチェイスPT ガーディアン(グラディエータ)・クラウン(ヤシャ)・(空き) ハーバリスト(アルゼブラ)・イェガー(エクソシスト)・…
一話ずつが長くなってきた。 これ以上話数が増えるのも、しかし…… 20より続く 蝶番のきしむ音とともに、シャビィが外から帰ってきた。 「お待たせしました。」 シャビィから釜を受け取ると、リシュンは念のために中を確かめた。大丈夫だ。米が減っているよ…
設定のややこしいところがあって、少々間が空いてしまった。 次回で挽回したい。 19より続く リシュンが扉を押し開くと、錆びついた蝶番が小さく不平を訴えた。疲れ切ったランプの陰りの中に浮かび上がった部屋の広さは、一人暮らしがやっと営めるくらいだ…
やや長引いてしまった感があるが、せっかくの迷路なのでこれくらいしなくては損だろう。 18より続く 細長い楔形の広場は、左右の家の間に撃ちこまれた格好になっている。左手に見えるのは、恐らくいびきをかいていた男の家だ。朽ちかけた木戸に、手書きの…