ふたり回し

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評論

精神は観測者に起こる現象である

AIは精神になりえるかとか、精神をコンピュータにインストールできるかという話は頻出だけど、この問いは結局堂々巡りで終わってしまう気がする。 というのも、議論の前提になっている精神とは何かという定義がとても薄弱だから。 で、私は精神というもの…

大成長! 艦これを生み出したDMMの秘密に迫る!

釣りタイです。 ……本当は艦これの秘密も糞もなくて、エロいからに決まってるんだけど、 日経や4Gamerは「最大の魅力はお色気だ」とか「ホントに脱ぐのだ!!」とは言わんよね。 ゲーム性がとお手軽さのバランスが云々とか、テキトーにお茶を濁すしかない。 …

デザイナーズデッキが弱いわけ

先日combatirさんが最近のデザイナーズデッキの不遇についてこぼしていたので、いろいろ考えてみました。 ・デザイナーズデッキの弱体化 神化編が始まるまでは、いろいろなタイプのデザイナーズデッキがそこそこ出回っていました。 サバイバーやWS、不死鳥…

“積まない”事故対策

事故を減らすには、デッキ(の事故率)をマイルドにするべきです。 先日は、「事故」の内実をバラバラに考えることでこれを確かめました。 しかし、デッキはマイルドにするばかりでも、やはり勝てません。 事故を恐れずデッキを尖らせることの意義― これもま…

事故率とアミノ酸価

DMの界隈も広いもの。 「爆発力のためには事故が増えてもやむなし」という人もいれば、「事故は極力減らすべき」という人もいます。 どちらが正しいのかというと、もちろんどちらも間違い。 なぜなら、爆発力を保ったまま事故を減らすことはできるし、一つ…

特殊召喚の恐怖

まじめなコラムです。 スペース論、なのかな・・・ ・特殊召喚はDMの黒歴史 大地、紋章、ゲート、サイン、ヴィルジニア・・・ 特殊召喚は、初期の大量ドローや山札破壊と並んで殿堂入り率が高いカテゴリです。 いずれもが時の最強フィニッシャーと癒着し、…

シルバースターズはこうすれば強い!!

劇的ビフォーアフターによってララバイの持つ根本的な問題を解決した匠。 しかし、そこには家族の平穏を脅かすさらなる難敵が待ち受けていたのです。 前回は、ハンターの持つ問題点についてご説明いたしました。 バトルによる除去、コントロールを意識したラ…

ララバイはこうすれば強い!!

しばらくハンター相手に苦戦していたわけですが、やっと理由が分かりました。 ララバイやカマーンは、こうすれば強くなります! Before(以下デュエルマスターズwikiより) 光器ララバイ UC 光文明 (5) クリーチャー:メカ・デル・ソル/ハンター 2500 このク…

超次元とパラレル構築

先日は随分リニア、リニアと連呼していたような気がします。 ではリニアの反対は何かと問えば、おそらく「パラレル」あたりではないでしょうか。 前回、コッコ→ゲンジや不滅→オロチに類する動きをなんとなく「リニア」と表現いたしました。 ルートが決まって…

メタるものとメタられるもの

不滅オロチについて私たちが誤解していたのは、不滅オロチが「メタられる」側のデッキだったということです。 「オロチメタ」なるものが世の中に出回っている以上、不滅オロチも「メタられる」側のデッキに違いない― ずっとそう考えていたのですが、「覚醒編…

各ゾーンの宇宙的解釈(下)

容赦なく電波でマニアックな宇宙論シリーズ最終回。 デュエルによって再現される宇宙の遊動の秘密が、ついに明らかになります。 私が語りうるのはデュエルの中に現れる精神宇宙で起こることのほんの一部に過ぎません。 デュエルの真実は、生きたデュエルの中…

各ゾーンの宇宙的解釈(中)

未来から過去への絶え間ない変-性は、同時に肉体的なものと心的なものの交換でもあります。 肉体、魂、神の層を乗り越えるカードの運動が何を表しているのか。 今回は、第二の属性について御説明いたします。 先ずは前回のおさらひから始めませう。 今回もこ…

各ゾーンの宇宙的解釈(上)

DM基礎固めリターンズの図を描いていたら、面白いことを思いつきました。 さすがにこのままは使いませんが、お遊びのネタを一つ。 *決してアテにしないでください。 DMには現在7つのゾーンがあります。 シールド、バトルゾーン、手札、マナゾーン、山…

二極化の原因

オロチ以降、再び重量級のデッキと軽量級のデッキへの二極化が進んでいるような気がします。 カードプールの変遷を踏まえつつ、原因を探ってみましょう。 ・Mロマの殿堂入りとゲンジ、不滅の出現 中・高速域で圧倒的な突破力を誇っていたMロマの殿堂入りが…

超次元のひずみ

結論、というわけではありませんが、サイキックはやっぱり好きになれません。 字義どおりDMを大きく「歪めて」しまったから。 超次元呪文自体は、出るべくして出たカードだと思っています。 カードゲームを盛り上げる上で特殊召喚は欠かせず、また召喚対象…

タワーデッキとデュエルのツボ

評論っぽいタイトルだけれども、ただのつぶやきです。 発端は昨日タワーデッキの記事を書いていたところまで遡ります。 書き始めた理由自体は、ネタがなかったのと、Kanjuさんや封魔カオスさんに需要があるだろうということでした。 ところが、書いている最…

デッキの分析法

私は今まで、デッキ一般について語るために図表を作ってきました。 タイムテーブル、アイコン、使用可能性、累計コスト・・・ これらの図を個別のデッキの分析に使ってみたら、何かが分かるかもしれない。 というわけで、これまでの図におおかみつきの最新版…

一枚考ならぬ一枚語り―闘竜麗姫アントワネット

ロールアウト当初からキズアトで使い続けているアントワネット。 今でこそマッドネスのおかげで一定の評価を得ていますが、当時はなかなか厳しいカードでした。 ・マッドネスの代名詞 と言ってしまうと、ヒャックメーとバイケンのイメージが強すぎてかすんで…

【アクアン引退】殿堂入りについての感想【Mロマノフ解体】

いつも通りニシハラ氏経由の情報です。 ツイッター上のつぶやきをまとめたものもありますよ。>>http://togetter.com/li/78110 デッキタイプ別に考えましょう。 ・ドロマー:チートドローが封じられ、若干先行ゲーが減りました。 覚醒編が終わるまで、ドロ…

一枚考ならぬ一枚語り-封魔ゴーゴンシャック

ゴーゴンシャックとは、弱きを援け強きをくじくもの。 ゴーゴンシャックとは、環境のうちにあってこれを正す均衡の番人。 絶対に悪にはなりえないもの。 今の環境においては、ゴーゴンシャックは最も重要なカードの一枚です。 その原因はもちろん超次元を始…

一枚考ならぬ一枚語り―悪魔の契約

ワンショットのコンボから、特殊なエンジンの作動キーまで、さまざまな役割をこなす悪魔の契約。 おおよそトーナメントシーンで好まれそうにはないカードですが、このカードの魅力には語りつくせないものがあります。 ・名前通りの割に合わない取引 「悪魔の…

トーナメントの見方

たとえば、Aというデッキが流行っていて、Bというデッキが広まり出したころ。 大会前にこんなトーナメントがあったとしたら、あなたはAとBのどちらを選びますか? _________________________________ 【カードショップ…

年季とデッキ~デッキ作りの最後の工程

競技志向の地雷屋は、蓄積がある、「レベル」が既に高いデッキを使うことで、マイナー側の不利を退けます。 ならば、自前のデッキのレベルを上げるには、どうすればいいのか。 「年季とデッキ」第三回。 デッキ作りを考え直すところから、レベルの高いデッキ…

デッキを作る意義

一番多く検索でかかってくれるのが「デッキの作り方」になりました。 平素からふたり回しを応援してくださる皆様に、あらためて御礼申し上げます。 今夜は趣向を変えて、デッキを作らない人にデッキ作りをおススメしてみようと思います。 ・出来合いのデッキ…

ロマノフの今と環境―Yoshiki the Deadman氏 × 虎氏によるskype対談

Bロマ、Mロマに関する昨夜の対談をまとめ上げてコラムにする大役を賜りました。 門外漢の身で拝命し大変恐縮です。 一方で鉛筆を名乗りながらも、会話からまとまった文章を立ち上げるのは初めてのこと。 慣れぬ部分もありますが、なるべく臨場感が出るよう…

覚醒編に見るDM史

以前、神化編が「進化」という接頭辞を用いてDM史の再現を行っているとお話ししましたね。 今回は、同様の視点から神化編を振り返ってみます。 ・5つのサイクルとDM史 DM史の時代区分には様々な種類がありますが、今回はゾーンマネージメントの観点か…

苦しい時の戦い方

なつきさんの記事に便乗させていただく形で、劣勢時の心得をまとめてみます。 DM:心は折れるものじゃなく、折ってしまうもの | 一城なつきのJUNK!×3 | マジック:ザ・ギャザリングetcブログ ・勝つか負けるかは考えてはいけない 考えていいのは、何…

偉い人は絶対教えてくれない・・・相互リンクの増やし方!

ちょーっと品のない話になりますが、「知りたい!」という方のために。 以外と需要があるんじゃないかな・・・とか思ったりしてます。 できたばかりのサイトには、勿論のことなかなかリンクがつきません。 リンクが少ないということは人目につかないというこ…

タワーデッキの魅力

私が手掛けたタワーは二つだけですが、それでも少しずつ分かってきたことがあります。 ・遊ぶ楽しさ タワーデッキの最大の魅力は、普段と違ったデュエルができることです。 まずもって、ルールが違います。 山札もマナも共有されているので、マナチャージが…

真似をする、ということ

根性論で頻繁に持ち上がる情景に、料理人の修業というものがあります。 先輩は作り方など教えてくれず、皿洗いをしながら、鍋の底に残ったソースをなめて味を盗まなくてはいけない・・・ でも、これは多分先輩の意地悪ではないのです。 「まなぶ」の語源が「…