ふたり回し

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デッキを作る意義

一番多く検索でかかってくれるのが「デッキの作り方」になりました。

平素からふたり回しを応援してくださる皆様に、あらためて御礼申し上げます。

今夜は趣向を変えて、デッキを作らない人にデッキ作りをおススメしてみようと思います。


・出来合いのデッキ

には、勿論ハズレはありません。

多くの人が使い、また改良を重ねて出来上がったデッキなのだから、当然と言えば当然です。

しかし、「アタリ」があるかというと、その問いにもやはり否としか答えるしかありません。

少なくとも、メタデッキと呼ばれる以上中身は筒抜けです。

しかも、同じデッキを使っている人が沢山いるわけで、そのライバルたちに対して優位はありません。

最後の全国大会の決勝、キリコが一人しかいなかったという事実が、エースたちの姿勢をありありと物語っています。


・デッキを作ることは

決して難しいことではありません。

一通りの技術と知識は、取り揃えたつもりです。

完全にオリジナルでなくとも、注目されていないデッキタイプを叩き直して仕上げるという手もあります。


そして、強いデッキを作ること、あるいは、環境に適応したデッキを作ることも、実は困難ではありません。

環境に対するメタならば、割と簡単に見つけられるものです。

なんといっても、相手の手の内が分かっているのですから。

流行りのデッキに良く効く妨害方法、流行りのデッキに潰されにくいエンジン・・・

すでに講義録の中で何度かお話ししたとおりです。


・デッキを作る意義

と表現すること自体が一種の誤りです。

デッキを作ることは、盆栽づくりがそうであるように、あるいは、絵を描くことがそうであるように、一種の趣味です。

ましてや、デッキは見て楽しむものではなく、実際に使って遊ぶもの。

目に見えるものを使って、見えないものを手さぐりで作っていく、車いじりに近い楽しさがあります。

何処をどうすると、使い勝手がどう変わるのか、適正な判断基準はどこに移るのか・・・

カードの入れ替えた結果が、直接自分の手に帰ってくるところがデッキ作りの面白いところですね。



いろいろと弄してみましたが、大仰な話をせずとも、デッキは自前で作るのが自然です。

40枚を自分で選べるのが、カードゲーム。

メタデッキが正解なら、そもそもカードがバラバラである必要もありません。

自分で好きなようにデッキを組むことが許されているのに、わざわざエントリーデュエルにしてしまうのは、もったいない。

これだけは、胸を張って言える自信があります。


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