ふたり回し

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2012-01-01から1年間の記事一覧

☶☴(山風蠱)――その35

大晦日に更新できて、よかったということにしておこう。 次回は急展開なので、お見逃しなく。 34より続く 禅僧たちに見つからないよう、リシュンは寺院の近くを通ることを避け、海沿いを反時計回りに歩いて隠れ家を目指した。黄色い空はじっと眺めていられ…

世界樹5・エアプレイ日記その3

一階から早々ワニに足止めを食らってしまったシャイフ。 回復アイテムを買い増し、武器を持ち替えてリターンマッチに向かいます。 その2より続く 1層半ばに続く抜け道をとおり、川岸に到着したシャイフ。 所々にナツメヤシが生えるこの地区には、凶暴なワ…

☶☴(山風蠱)――その34

年末で色々忙しいので、なかなか思うように進まない…… 33より続く 禅僧達の目を盗んでどうにか歓楽街を離れると、リシュンは南の大通りに向かった。仕込みはこれで十分だ。ここから先は、シャビィの出番もあるだろう。海沿いに渦巻く人ごみに棹をさし、回…

世界樹5・エアプレイ日記その2

というわけで、無事にPTを登録できた私は、樹海に挑むのでした…… その1より続く 一層は……黄色い! 右も左も砂ばかりという感じです。さすがアラビア。 一面に枯れ木が生えていますが、モロに砂漠です。 枯れ木がすごい密生してるということは、昔はこの辺…

33に改訂

リシュンが押しっぱなしで平坦な流れになってしまったため、ピンチを加える。 微妙な揺れはあるが、絶体絶命とまではいかないかな・・・・・・

世界樹5・エアプレイ日記その1

とりあえずパーティーを組んでみました。 名前を考えるのって、やっぱり難しい…… 一番苦戦したのは、ギルド名でした。 オーロラ座、ラハンときて、ネタが…… いろいろ考えた末、舞台がアラビアっぽい雰囲気だったので、シャイフ(剣)に決定。 苦し紛れです。…

☶☴(山風蠱)――その33

間が空いてしまったので、今回は二回分。 32より続く 「お取り込み中失礼いたします。」 リシュンは恭しく跪いた。 「いえいえ、よう来てくださった。弟子たちが戻ってくるまで手持ち無沙汰です故、どうか好きな席にお掛けくだされ。」 恐れ入ります。リシ…

☶☴(山風蠱)――その32

ついに門主と接触したリシュン……といっても、駆け引きが始まるのは次回から。 31より続く 少年は店先で足止めを食らったが、店員が少年の話に乗ったのか、店からあのヘムという禅僧を連れ出してきた。ヘムが少年を問い質す様子は遠目にもなかなか凄みがあ…

☶☴(山風蠱)――その31

次回からいよいよ本番といったところ。 30より続く 西の大通りへ続く道に門主の背中が消えてゆくのを見送り、リシュンは立ち上がった。今なら店主も他人の注文をとっている。 「いけない!」 気づいた店主が、声をかけた。 「いかがなさった?」 リシュン…

☶☴(山風蠱)――その30

相変わらず食べ物に弱いな私……なんとかせねば。 29より続く 腐敗地区を東に出て、住宅地の大階段を上り、リシュンは寺院の脇に軒を連ねる茶屋の中で、一番好いている店に入った。貧相な八間が1つぶら下がったきりの明るすぎる店の中には、時間帯も手伝っ…

☶☴(山風蠱)――その29

若干短いが、シーンの切れ目なのでこんなものだろうか? 28より続く 「『井は邑を改めて井を改めず。喪(うしな)うなく得るなし。往来井を井とす。汔(ほとん)ど至らんとしても、また未だ功あらざるなり。その瓶をやぶる、ここをもって凶なるなり』。国は変…

☶☴(山風蠱)――その28

明日もう一本、いけるかな? 27より続く 水がめを抱えて階段を上り下りするのは、なかなかの重労働だった。両手と視界のふさがったまま、先を行くリシュンに導かれてなんとか部屋に戻ったときには、シャビィの体はすっかり流れる汗の下。顔は真っ赤にのぼ…

☶☴(山風蠱)――その27

間が空いたせいでスピードが落ちている。踏ん張れ、私。 26話より続く シャビィは言われるまま、リシュンについて昨日の道を引き返した。かめを担いで階段を上り、柱廊を抜け、螺旋階段を下りてゆくと、水汲み場には先客がいた。 「あら、リシュンちゃん、…

超フラゲ!世界樹5・パーティー編成例その3

おそらくこれで打ち止めです。 さらば世界樹5……本物がでたときにでも、ちょこっと思い出して下さい。 ・パーティー編成例1 ・パーティー編成例2 1.船山に登るコンダクター5 コンダクター(ガーディアン)・コンダクター(ガーディアン)・コンダクター…

☶☴(山風蠱)――その26

少し間が空いてしまったが、気を取り直して。 25より続く 翌朝、シャビィは物音で目を覚ました。明るいながらも部屋の中が見えるのは、まだランプが消えていないからだろう。蔵の中で寝過ぎたせいか、ゆうべはなかなか寝付けずに、かすかに聞こえるリシュ…

☶☴(山風蠱)――乙

15話から25話を一括。 甲より続く 地下水路には、冷たく、そして湿った風が流れていた。冷えきった手足が水滴に覆われ、水気を吸った衣が体にまとわりつく――山の上で雲に呑まれた時と同じだ。 「驚いたな。まさか足下にこんな空間が広がっていたなんて。ここ…

原生都市改稿完了

具体描写を幾つか増やしてメカニックの説明を補強した。 全体のテーマに引っ掛かるところもあるので、ストーリーと全く関係ないわけではない。 クライマックスの前にのんびりしたシーンを挟んだことで、結果として溜めを大きくできたかな…… 不穏な感じを基調…

超フラゲ!世界樹5・パーティー編成例その2

ヤシャの仕様を変更したためメインヤシャ・サブヤシャの意義が少し変ってしまいましたが…… パーティーに組み込む際の使い方は、そこまで変わりません。 ・パーティー編成例1 ・パーティー編成例3 1.シンクロ悪用PT クラウン(ヤシャ)・クラウン(ヤシ…

原生都市の改稿作業

今週は主に原生都市の改稿にあてたいと思う。 新しいシーンをいくつか追加して、メカニックの説明を豊富にしたい。 思えば不自然な説明を減らそうとして、技術系の描写を碌にしていなかった。 具体描写と拓巳が都市の在り方について疑問を持つような描写を絡…

☶☴(山風蠱)――その25

若干突貫工事になってしまった感があるので、後から手を入れるかもしれない。 24より続く リシュンの考えを聞いて、シャビィは両手で頭を抱えた。 「まさか、そんなことまで……」 うろたえるシャビィをリシュンは慰めた。 「シャビィさんが気に病むことはあ…

☶☴(山風蠱)――その24

加速度的に長くなってきたが、これは一体どうしたものか…… 23より続く 「二週間近く前になりますか。寺院の資金源を怪しんだ私は、早速寺院の周りに探りを入れました。占い師にとって、ネタは資本ですからね。」 霊感に頼っているかのように見える占い師だ…

☶☴(山風蠱)――その23

今週中にこの会話を最後まで……なるか! 22より続く 分厚い唇をきっと結んで足を組み直し、シャビィはゆっくりと鼻から息を吐き出した。 「一体どうすれば老師たちは考え直してくれるのでしょうか。私は……私には、うまく説得する自信がありません。」 溜息…

超フラゲ!世界樹5・シンクロスキル

クラウンの項目で少しふれたシンクロスキル。 平たく言えばバーストスキルやリミットスキルに準ずるものですが、少々仕様が違います。 シンクロスキルは、1~5人のシンクロゲージを消費して放つ必殺技です。 複数のキャラに装備したシンクロスキルのゲージ…

☶☴(山風蠱)――その22

少し間が空いてしまったが、2シーン分書きすすめたので遅れはない……はず。 その21より続く そうか、胡椒だ。シャビィが声をあげた。 「見たんです。殴られる前に。床一面に黒い粒が広がって――」 口の中で弾ける鋭い香り、冷たい床を胡椒が転がる乾いた音…

telracStreamのタイトルバナーを作成

風音がかわいそうなのでタイトルバナーを作成してみました。 背景が黒い方が分かりやすくてよいでしょうか? 本編の方は設定をゲーム臭く感じて休止してしまったわけですが、 小説らしさや人目を気にしないならアクションシーンもドラマも結構気に入っていま…

超フラゲ!世界樹5・パーティー編成例

ひさしぶりな気がしますが…… パーティーの編成例をいくつか。 ・パーティー編成例2 ・パーティー編成例3 1.定番のチェイスPT ガーディアン(グラディエータ)・クラウン(ヤシャ)・(空き) ハーバリスト(アルゼブラ)・イェガー(エクソシスト)・…

☶☴(山風蠱)――その21

一話ずつが長くなってきた。 これ以上話数が増えるのも、しかし…… 20より続く 蝶番のきしむ音とともに、シャビィが外から帰ってきた。 「お待たせしました。」 シャビィから釜を受け取ると、リシュンは念のために中を確かめた。大丈夫だ。米が減っているよ…

☶☴(山風蠱)――その20

設定のややこしいところがあって、少々間が空いてしまった。 次回で挽回したい。 19より続く リシュンが扉を押し開くと、錆びついた蝶番が小さく不平を訴えた。疲れ切ったランプの陰りの中に浮かび上がった部屋の広さは、一人暮らしがやっと営めるくらいだ…

☶☴(山風蠱)――その19

やや長引いてしまった感があるが、せっかくの迷路なのでこれくらいしなくては損だろう。 18より続く 細長い楔形の広場は、左右の家の間に撃ちこまれた格好になっている。左手に見えるのは、恐らくいびきをかいていた男の家だ。朽ちかけた木戸に、手書きの…

☶☴(山風蠱)――その18

ようやく路地の描写に入れた。 アゲインスターズもびっくりのアジアンカオスに突入だ。 17より続く リシュンはシャビィの目を見つめ、静かに頷いた。 「それでは参りましょう。この先に井戸があります。」 そこから井戸までは、いくらも離れていなかった。…