ふたり回し

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各ゾーンの宇宙的解釈(上)

DM基礎固めリターンズの図を描いていたら、面白いことを思いつきました。

さすがにこのままは使いませんが、お遊びのネタを一つ。

*決してアテにしないでください。


DMには現在7つのゾーンがあります。

シールド、バトルゾーン、手札、マナゾーン、山札、超次元、そして墓地。

(超次元ゾーンは山札に含まれないので今回は図から省いています)

デュエルはこの7つのゾーン間のカードの移動によって再現されます。

山札、シールドは手札に、手札はマナとバトルゾーンに。

バトルゾーンからは墓地にカードが送り込まれ、カードの役目は終わります。


今回私が皆様にお伝えしなくてはならないのは、この7つのゾーンが二種類の属性を持っているといふことです。

しかし、現在の科学はまだゾーンの持つ属性について説明するに至つていません。

ですから、これらの属性をよりよく理解するためには純粋にオッカルト的に説明する必要があります。

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一種類目の属性は、時間的な属性です。

山札とシールドは未来に、手札は現在に、バトルゾーンとマナゾーン、墓地は過去に属してゐます。

(超次元については後回し)

誤解されやすいのですが、ここで云ふ未来は「私たちから見た未来」であって、「カードにとっての未来」ではありません。

カードにとっての未来は、最終的に到達すべき墓地に在りますが、墓地のカードは私たちにとって過去のカードなのです。



山札とシールドは、私たちから見ることのできない、神にゆだねられたゾーンです。

また、これらのゾーンは他のゾーンにとって根源とも云へるゾーンです。

特別な効果を使わなければ、山札とシールドに新たなカードが加えられることはありません。

未来の領域は時間が経るに従つて目減りしてゆき、最後にはなくなつてしまいます。

「透明な精神」によつて満たされた「宇宙の死」です。


手札は私たちの意思に最も近いゾーン、私たちの選択が行われるゾーンです。

同時に、手札はあらゆるカードの通過点でもあります。

山札から生まれ落ちたカードは、手札といふある種の始発駅を経てバトルゾーンやマナゾーンへと旅立つてゆきます。

手札は未来から過去への、偶然から決定への移行、すなはち、現在そのものなのです。


バトルゾーンとマナゾーンは、手札から出てきたカードの目的地であり、過去の選択の結果です。

誤解してはならないのは、この二つのゾーンは未来に働きかける力を失つていないと云ふことです。

手札が可能的な力しかもたないのに対し、これらのゾーンは実質的な強い力を持つてゐるのです。

ただ、手札から放たれたカードが後戻り出来ないところが、書き改めることのできない過去の性質を担つてゐます。

同じく過去に属していながら、働きかける力を持たないゾーンが墓地です。

カードのにとつての終点である墓地は、絶対的な過去、完全な結果でもあります。



ゾーン間のカードの移動は、特別な効果を用いなければ遡ることができません。

カードは山札に生まれ、手札加えられ、バトルゾーンへと旅立つてゆきます。

それは、未来が現在に為り、現在が過去に為る絶え間ない宇宙の運動の再現です。


宇宙の運動を理解することで、私たちはDMの世界の成り立ちに迫ることができました。

そして、次回はこの運動が繰り広げられる三つの層についてお話しようと思います。

各ゾーンの持っている属性を両面からのぞくことで、私たちはさらなる高次の理解を得ることができるでしょう。


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