ふたり回し

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DM基礎固めリターンズ-1

そろそろこちらにも手を付けていこうと考えています。

まずは手始めに、各ゾーンの定義から。


DMには、7つのゾーンがあります。

山札、手札、マナゾーン、バトルゾーン、シールドゾーン、墓地、そして超次元ゾーン。

デュエルを成り立たせているのは、この7つのゾーンの間のカードの移動です。

ドロー、マナチャージ、召喚、破壊・・・ゲームの勝敗を決めるのも、シールドブレイクですね。

各ゾーンとゾーン間の移動をしっかり理解すれば、DMの話は大体理解できるでしょう。

それはゾーンの知識に用語が集中する理由でもあります。

今回は、ゾーンとゾーン間の移動についてご説明しながら、いくつかの用語をご紹介したします。


カードの流れとゾーンの位置関係を図にしてみました。

ただし、超次元はこの図には組み込まれていません。

デッキ内のカードの流れから遮断されているのまだちょっと扱いに困っています。

今のところは・・・超次元呪文などの一部と考えることにしています。

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デュエル中の各ゾーンの立ち位置は、大きく分けて三つ。

直接の攻防の場になるバトルゾーンとシールドゾーン。

これは机とか犬とか、形のあるものと考えます。

それから、攻防のための資源、材料となる手札とマナゾーン。

デュエルの一部ではあるけれども、そのカード本来の機能はまだ発揮していない状態です。

最後に、デュエルの現場から離れた山札と墓地。

カードがただの紙に戻ってしまっているという意味で、「情報」になぞらえました。


プレイヤーは毎ターン、山札から手札へとカードを一枚ドローします。

これは一種のくじ引きみたいなもので、カードの能力を使わない限り「神様の言うとおり」にしかなりません。

ドローするまでカードは確率論的にしかあてにできないので、ドローするまでは安心できないわけです。


ドローされたカードは一旦手札にストックされます。

手札のカードはマナにおいてもいいし、バトルゾーンに出してもOK。

でも、プレイヤーがカードの使い道を決められるのは、カードが手札にある間だけです。

バトルゾーンのカードにも指示は出せますが、急に「もういい、戻ってこい」とは言えませんからね。

手札の枚数はデュエル中の選択肢の数に直結しているのです。


手札のカードは、カードとして使われるか、マナとして「処分」されます。

マナは確かに大切な資源ですが、マナに置くべきカードは基本的に優先順位の低いカードです。

同じカードの二枚目、シールドトリガー専用、墓地回収・・・

すぐに使うカードはバトルゾーンに向かうわけで、すぐに使えないカード、いらないカードだからマナにおけるのです。

大事なカードは手札に残しつつ、余裕を見積もってあせらずマナを溜めるとよいでしょう。

マナはマナゾーンのカードから生じるはエネルギーですが、実際に問題になるのはマナゾーンの総枚数です。

マナは使われなければ意味がなく、また使われたマナを数えることで分かるのはマナではなく手札の問題*1

「どれだけのマナがあるか=使えるか」という問いは、マナの総枚数、マナの「容量」を意味しています。


「キャスト」というのは「スペル・キャスト」の「キャスト=唱えること」。

マナを消費して手札をバトルゾーンに出すことです。

カードには攻撃要員やマナ加速のように積極的に使えるものと、クリーチャー破壊や墓地回収など事後対応に使うものがあります。

前者を中心に戦いを組み立てることになりますが、後者も手札に確保することが大切です。

後出しのカードを無駄遣いすると大きなスキを作ってしまうので、的を絞ってうまく節約しながら戦いましょう。


クリーチャーにブレイクされたシールドは、手札に戻ってきます。

お楽しみの、あるいは恐怖のシールドトリガーが炸裂するのはこの時ですね。

シールドはプレイヤーにとってライフポイントのようなものでもありますが、同時に手札源でもあります。

ブレイクしたシールドから出てきたカードで一発逆転が起こることもありますから、中途半端な攻撃は藪蛇。

相手のマナが足りないうちに攻めきったり、あるいは手札として使わせないために一斉攻撃するのが一般的です。


最後に、カードが最後に行き着く「墓地」。

使用済みの呪文やバトルに負けたクリーチャーなどは、一種の「ゴミ箱」である墓地に捨てられてしまいます。

働いたクリーチャーは相手のクリーチャーの攻撃対象になってしまいますから、バトルに負けそうなものは迂闊に動かさないように。

相手のクリーチャーを立ち退かせたり、攻め切れるところまでシールドを削ってから突撃させましょう。



これがデュエル中の基本的なカードの流れです。

山札から始まって、手札、マナ、バトルゾーン、そして墓地へ。

何事もなければ、これがカードの移動はこれですべてですが・・・

「例外」と言わずとも、カードの特殊能力の大部分はカードを移動させる類のもの。

その中には、一般的なカードの流れに逆行するものもたくさんあります。

次回からは、そうしたカードの流れについて用語の解説やカードのご紹介を交えつつご説明いたしましょう。


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*1:マナ容量に対して実際に使用されたマナが少ない状態は、手札が少なすぎ、あるいは手札のカードが小さすぎることを意味しています。マナ供給とマナ消費が一致していないとデッキの効率は下がるので注意しましょう。