今回のテーマは「コスト面でのサポート」。
マナ加速や特殊召喚についてのご説明が主ですが、手札ほど大事な事項は含まれていないので気楽に進めましょう。
・マナは総量で考える
「マナ」という言葉自体は、マナゾーンに置かれたカードをタップすることで生まれるエネルギーを指しています。
でも、「使われたマナ」はあまり重要なものではありません。
むしろ大切なのは「使えるマナ」、即ち、マナゾーンに置かれたカードの色や枚数だったりします。
「マナがどれだけあるか」は、「そのターンどのカードとどのカードを使えるか」と同義。
マナの容量はデュエルにおいて第一の判断基準なのです。
また、デッキを作る上でも各ターンに使用できるマナの量は重要な判断基準です。
どれくらいのペースでマナを溜めるかを決めたら、各ターンマナを使いきれるようなコストのカードを投入しましょう。
そうしなければ、デッキはパフォーマンスを十分に発揮できないからです。
・マナを増やす
マナを増やすことの有効性はみなさんすでにご存じのことと思われます。
手札に当のカードがない場合と異なり、マナ不足でカードが使えない場合は問題が可視的ですよね。
早くからパワーのあるカードを使えることが勝利に直結するのは、当然といえば当然です。
さて、マナ加速のパターンは基本的に3つ。
一つは山札の上からマナゾーンにカードを加える能力(フェアリーライフなど)。
もう一つは、手札からマナゾーンにカードを加える能力(ムーンナイフなど)。
さらに、コッコルピアやアシュライガーによって対象カードのコストを下げるという手もあります。
(杜は「第三のゾーンを経由させる」の項目で扱うつもりをしています)
マナ加速を使う際には、デッキをマナ加速前提で組み*1、アテにできるだけのマナ加速を投入します。
そうすることで、デッキの挙動を落ち着かせることができます。
「何ターン目に何マナが使えて、何のカードを使うか」
あらかじめプランを立てておくことが大切です。
・特殊召喚
カードの効果でクリーチャーを出したり呪文を唱えたりするカードも、比較的人気があります。
母なるシリーズやインフェルノシリーズの大活躍・・・あるいは猛威は、覚えていらっしゃる方も少なくないことでしょう・・・
「特殊召喚」は殿堂入り続出のチート系カードでもあり、同時にカードゲーム全般の花形なのです。
手札、山札、マナ、墓地、超次元・・・
この中で最も人気がないのは、手札、あるいは山札の上からの特殊召喚です。
これは手札や山札上からの特殊召喚が正規より低いコストでクリーチャーを出す役にしかたたないためです。
大きなカードを早く、あるいは大量に展開する時には力を発揮しますが、他の特殊召喚には一歩及びません。
一方で、山札、マナ、墓地、あるいは超次元からの特殊召喚は「手札にないカードを使う」ことができます。
これは、コストフリーなだけでなく、前回扱った「サーチ」や「回収」の機能も兼ねているということ。
(超次元はそもそも手札から出すことができません)
サーチや回収の後に手に入れたカードをハンデスされることは珍しくありませんから、タイムラグがないのはとても助かります。
第3回は、比較的簡単に締めくくるとしましょう。
今までが大変だったので、たまにはこういうのも悪くありません。
それに、妨害を扱う第4回、置換を扱う第5回も、ちょっとばかり難航するかもしれませんからね・・・
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*1:あるいは失敗することも前提にして組み