ふたり回し

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トップデックの強さを測る‐2

前回実測に失敗したので、方向性を変えてみます。

「デジタルでダメなら、アナロ熊


前回は、カードのマナコストを基準にして、そのカードのトップデックの強さへの影響を測りました。

その結果、それなりに綺麗なグラフを手に入れることができましたが、抜け落ちている部分がありました。


個々のカードの役割です。


同じ2マナでも、ソウルキャッチャーとムーンナイフのトップデックはまったく違いますよね。

コストを基準に計算するとコスト以外の部分が無視されてしまいますから、一旦企画を白紙に戻して、別の視点からのアプローチを試みました。


客観的な数値よりも多くの要素を拾いきれるように、主観的にカードを分類していきます。


・トップへの貢献

トップデックの強さとは、「後半劣勢のとき、今引きの一枚で、どれだけ戦局を動かせるか」ということ。

手札、バトルゾーン、もしくはシールド、とにかく、前線に近いゾーンに影響力を持っているカードが重要です。


相手が盤石な態勢を築こうとしている時には、「相手の動きを阻害できるカード」

相手のクリーチャーが並んでシールドが危ない時には、「バトルゾーンの勢力差を一気に詰める除去や展開」

そして、状況に合わせてカードを使いたい以上は、「その場にあったカードを、すぐに使えるようにしてくれるカード」が必要とされます。

例えば同じ6マナでも、後半引き当てる分にはアマテラスの方がロマネスクより強いのです。


後は、カードの大きさを考えながら、カードの能力ごとに強いトップデックになるかどうかを考えます。



・トップデッしても使えないカード

各種ブースト


・ないよりはマシなカード

攻撃可能なクリーチャー、小型の除去カード、ただのブロッカー

小型のランデス


・十分使えるカード

確定除去*1カード、小型のドロー、複数の小型獣を除去できるカード、

マルチブレイカー、大型のランデス


・助かるカード

一枚ハンデス、大型ドロー、マナ回収、除去耐性のあるフィニッシャー、

シールド焼却、大型のクリーチャ-を複数除去できるカード、

継続してドローできるカード、継続して除去系できるカード、

味方クリーチャーを保護できるクリーチャー、

防御用のニンジャストライク


・非常に助かるカード

大量ハンデス、墓地回収、継続して回収できるカード、

ロック系のクリーチャー、山札サーチ


ハンデスは、相手が締めにうつる前、除去は、相手がバトルゾーンにクリーチャーを展開し始めたとき、

とにかく、直接相手に絡んでいくカードは、使うタイミングが限られています。

その分ここぞという時に強いのはサーチカードや回収カードです。

(同じターン内にカードを使えないと、対処される恐れがありますが)


ややアバウトな指標しか定めることができなかったのは残念ですが、前回よりはいくらか進展したように思います。

次回は、とりあえずこの分類で手持ちのデッキを分析して、どのような傾向があるかを見ていきます。



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<シリーズ>

トップデックの強さを測る-1 - ふたり回し

トップデックの強さを測る-3 - ふたり回し


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*1:任意のクリーチャーを除去できる