ほろさんのデッキ名解説に便乗して、
今まで作ったデッキについていろいろと語ります。
「ふたり回し」で正式採用されたデッキには、
カテゴリーとは別に、ほぼ必ず名前を付けています。
分かりやすい名前だけでなく、
パロネタ、フル漢字、英語など、わかりにくいものもたくさんありますから、
この機会にいくらかのデッキをご紹介いたします。
「黄泉がえり」と「昔語り」で「黄泉語り」。
「読み語り」ではありません。
ベジーズを使った白黒緑のドラゴンデッキで、
ふたり回し最古にして、最も危険なデッキでした。
ナスオ、メビウスから展開、紋章を使ってザールを回します。
途中から、4ターンアドバンテージ(4枚積み)専門になってしまい、
ソウルアドバンテージが殿堂入りするまでは第一線で活躍していました。
速攻らしいアグレッシブな名前ということで、先に「傷痕」が確定。
「形のないものに付けて、矛盾表現」「ティラノと言えば炎」と思い、
「陽炎の傷痕」と名づけることになりました。
所謂ティラノドレイクとは趣を異にしていますが、
最速タイミングでのフレアフュージョンはなかなかの脅威です。
最も信頼を寄せるデッキの一つで、「thiaryの速攻」といえばこのデッキです。
「ふたり回し」最古参の「よみがたり」に対し、
こちらは、「thiaryが初めて公開したデッキ」です。
名前は、そのままリストのエチュードからとっています。
blooddyと銘打ったのは、不死身のスレイヤーによる猛攻と、
元ネタの難易度の高さから。
雪と血の色彩的な対比もあります。
イモータルブレードとフェアリーの組み合わせはシンプルながら強力。
破壊系コンボに持っていかずに、展開力と速さで勝負し、
イモータルブレードは制圧されないために使っていきます。
赤緑スーサイドから野焼きのような印象を受け、
揺れる炎の向こう側に黄泉の国が横たわっている光景をイメージして、
そのままひねらずに「野火の彼方に」と名づけました。
コンセプトは「速攻から中速まで」
速攻が可能なだけの軽量カードとスーサイドがそろっており、
かつなし崩し的にブーストして大和とオルゼキアも使えるという、
謎に包まれたデッキです。
技術を反映するだけのスペックと柔軟性を持った、一番のお気に入りです。
直接的なイメージは「おくりびと」ではなく、
ドルマークスに、クイーンアルカが入ったので、
「葬儀屋の恋人」という名前になりました。
死体に魅せられた男がついには焼却炉に閉じ込められてしまう、
そういう設定だったと思います。
はまると面白いという、それだけのことですが、
恵みの化身で回復しながらのドルマークス連打は凶悪の一言。
あっという間に0まで持って行ってしまいます。
・見世果龍
「世の果てを見し龍」「世の果つるを見せん龍」の二通りの読み方があり、
すべてを支配する、終末をもたらす龍という意味です。
ロマネキャンセルが横行していた時代に作ったデッキのうちの一つ、
野菜型ロマネスクは、コンビ殿堂後もひそかに生き続け、
サインによってまさしく「リアニメイト」されたわけです。
贅の限りを尽くした戦いを見せてくれます。
集団戦法を得意とするWSを表そうとしたのと、
あとはゴロがよかったことから、割合すんなりと名前が決まりました。
メインエンジンは、ミストでなくバキュームです。
バキュームとトロンボのコンビネーションを打ち崩すのは至難の業。
放置していると、ジャギラやハザリアが動き出し、
あっという間に形成が決まってしまいます。
ギャラクシーやグールを真正面から受け止めるパワーを持っているため、
これからは使用頻度が上がって行くものと思われます。
他にもまだまだご紹介したいデッキは残っていますが、
全てを取り上げるのは無理なので、これは、という7つに絞りました。
実験に成功したもの、失敗したもの。
気に入って使い続けるもの、そのうち飽きてしまうもの。
今までも、これからも、沢山のデッキを組んでいくことになるでしょうが、
その一つ一つが、先に進むためのステップになるよう、
野心的なデッキ作りを心がけていく所存です。
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