以前にも一度お話ししましたが、極神編以来、同じ名前を持ったクリーチャーが乱発されていますね。
HIDEさんの記事に共感するものがあったので、わたしなりのレスポンスを示してみたいと思います。
ボルメテウスやアルカディアスといった名前が何度も再利用されるのは、DMの性質の変化を表しています。
これらの固有名詞に積極的な意味を与えることは、過去のDMにはなかったことですね。
名前の再利用は、特定のカードのイコン化を狙ったものであり、それは意図的にブランドを演出する試みでもあります。
DMにもそろそろ歴史が蓄積してきたと、行為的にとらえることもできますが、私は若干寂しさも感じます。
キャラクターの臭いが希薄であることは、以前のDMが持っていた魅力の一つです。
漫画もあり、裏設定もありましたが、キャラクターで売っている商品ではありませんでした。
あくまでどのカードも全体の中の一つのピースであって、今よりもドライな印象がありました。
キャラクター要素を前面に押し出すことは、「臭い」を濃くするということです。
すすをつけることで、骨董品の価値を水増ししようとする行為です。
収集家やキャラクターのおっかけにとっては、その臭いはたまらないものかもしれません。
ですが、カード自体の魅力を求めているプレイヤーにとっては、それは不要なもの、不潔なものです。