ふたり回し

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久しぶりに顔だし

とりあえず、生存報告に代えたい。


 獣脂が焦げる臭いに満ちたほの暗い独房が、時折響くパチ、パチという音に震える。どこから迷い込んできたのか、羽虫が焼かれているのだろう。不規則な明滅を繰り返す石室に伸びた自分の影を見つめるうちに、昨夜の会話がぼんやりと浮かび上がってきた。

「昼間襲ってきた怪物のことは、どれだけご存知ですか?」

 呼び出された二人に、千波が静かに問いかける。さえた藍色の絨毯の上をまばらな雲の影が滑り、か細い蝋燭の光が浮き沈みを繰り返す。不意に月明かりが途絶え、風音は生唾を飲み込み、小さく息を吸い込んだ。


Bingo-rdinnの準備でしばらく手がつけられなかったScarletStreamだが、これから再開に向けて動き出したい。

文体が時々混じりそうになり、苦戦しているが・・・


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