回想と決闘の順番は、こちらで報告した順番と逆の順番でつなげる。
つなぎのシーンは腕の見せ所になりうるサイケなシーンなので、普段よりも丁寧に仕上げたい。
「・・・い」
外から呼び声が聞こえてきた。窓から滑り込んだ暁が、湿った冷たい空気に赤く滲んでいる。こんなに早いうちから、何かあったのだろうか。風音は眉間に力を入れて、沈みこんだ私を力技で押し上げるが、息が続かずに再び溺れかかってしまう。暗闇に絡め取られた身体のうちでもがく風音を掬い上げたのは、さっきよりも幾分か角ばった呼び声だった。
「不知火!」
若干少ないが、大切なシーンだ。
まどろみの中で、久しぶりに「私」が登場する。
まどろみや昏倒など、意識が揺らいでいるシーンは書いていて一番面白い。
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