やっと話が動き始めたかも。 いつの間にか、アレクは霧の中を彷徨っていた。肌を刺す地下室の霧とは違いこの霧は肌理が細かく、アレクが手を動かすたび指に絡みついてくる。歩いても歩いても霧以外に見えるものは無く、温かく柔らかい乳白色の海はどこまでも…
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