ようやくそれらしい話になって来た。 「カルラさん、火の玉が!」 アレクの手を振りほどき、カルラは火の玉に向かって叫んだ。 「止まりなさい。帰れなくなりますよ」 張り上げても、薄い声しか出てこない。連日の探索には、まだ無理があったのだ。 「風の、…
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