極神編に続く、注目のエキスパンション、戦国編。
先行販売が行われたということで、湧いていますね。
各カードを使ったデッキの開発や、メタゲーム等は、
他の方にお任せして、私は戦国編全体のデザインについて、
いろいろ考えてみます。
まずは、極神編についてのおさらいです。
極神編は、カードパワーの上昇が顕著でしたが、
同時に、
・単体で効果が発揮できるカードの増量
・大地←→ハンデスの構図が崩壊したこと
・代わりにドローに重点が置かれたデザイン
・除去しにくいフィニッシャーの増加
・進化獣の復権
・クリーチャーによる除去の強化
・アタックトリガー、死んだ時の効果をプッシュ
等の特徴も挙げられます。
つまり、クリーチャーを使い捨てする傾向を改善することで、
自分からコンボなどを積極的に狙っていける環境づくり、
相手の邪魔に徹するデッキの台頭を抑えることを目的とした、
意欲的なエキスパンションでした。
戦国編でもこの傾向が引き継がれていて、
死んだ時の効果でコンボを狙ったり、アタックトリガーで戦う、
そんな戦術がプッシュされています。
また、クロスギアが復活したのも、非常に意義深いこと。
クロスギアは、数の少なさ、効果の貧弱さが原因で、
あまり出回っていなかったのですが、
コンボに使いやすいものが多く、
アタックトリガー戦略とも関連があり、
中速デッキの相対的な強化につながります。
環境が低速←→高速デッキになると、デッキの多様性が失われ、
デュエルが単調になるので、
クロスギア復活が環境を豊かにする可能性があります。
万が一、クロスギアの暴走に備えての、
クロスギア除去も増えている模様。
幻竜砲にクロスギア除去が付与されたカードなどもあります。
極神編でもありましたが、メタルやジャックのように、
他のなにかとクロスギアの選択制というのは、
スペースの負担が軽いので、比較的デッキに入れ易く、
その分強力です。
ここにも念入りな検討の様子が垣間見えますね。
というわけで、なかなか好調な戦国編。
手放しに歓迎することができそうです。