デッキを作る段階でデッキの攻撃パターンは大方決まってしまいます。(定番の攻撃パターン - ふたり回し)
ですが、実戦における最善の判断は、当然相手によっても状況によっても変わってしまうもの。
今回は、攻撃、防御のテクニックについて、ご説明いたします。
実戦における攻撃の是非は、様々な要因によって変化します。
相手の事故につけ込んだり、あるいは逆に相手の動きを振り切って滑り込んだり・・・
そのつど取るべき攻撃法を考え直し、的確に行動できるかどうかが、勝敗を大きく左右するのです。
それでは、どのように戦えばよいのかということで、まず幾つかの指針を挙げてみたいと思います。
・相手クリーチャーとのバランス関係
攻撃の是非は、往々にして相手と自分のバトルゾーンの力関係で決まります。
同じだけクリーチャーを並べていても、相手の並べているクリーチャーによってハードルは大きく変わってしまうもの。
何もいないなら攻撃は比較的楽に通りますが、クリーチャーが沢山並んでいるなら、待って一斉攻撃を行うべきでしょう。
並んでいるのがブロッカーがであれば、撤去できるまで手を出すことすらできません。
それでは、攻撃する時の基準はというと、これは簡単です。
相手のクリーチャーよりパワーの低いクリーチャーは待機させ、大きいものに攻撃させることになります。
パワーの低いクリーチャーに攻撃させるのは、アタックトリガーを使う時、囮にする時、最後の締めくらい。
(強力なPIG*1効果を持っているクリーチャーなら、ガツガツ攻撃させることもできます。)
・トリガーの被害を抑える
トリガーを割るときに重要なのは、WBやTBを持ったクリーチャーの扱いです。
WBやTBを持ったクリーチャーは、なるべく後に攻撃させるとよいでしょう。*2
シールドを2枚割れば、1枚割ったときよりもシールドトリガーに引っ掛かりやすくなります。
シールドを3枚割れば、2枚割ったときよりもシールドトリガーに引っ掛かりやすくなります。
ですから、大型クリーチャーの攻撃を後に回すことで、より多くシールドをブレイクできる可能性が上がります。
また、相手のトリガーに合わせて、攻撃する順番を変えることでトリガーを受けても被害を軽くできます。
例えば、火力トリガーを避けたい場合は、小型クリーチャーから攻撃します。
相手が、まだ攻撃していないクリーチャーを破壊できないなら、より多くのシールドを削れますね。
単体除去を避けたいなら、今度は大きなクリーチャー、大事なクリーチャーから攻撃させます。
相手が大きなクリーチャーを破壊しても小型クリーチャーは放置してもらえるので、より多くのシールドが削れますね。
味方に除去してほしくないクリーチャーがいるときは、わざと攻撃を控え、次のターン一気に攻撃に入るのも手です。
・ニンジャストライクとの戦い
ニンジャストライクの特徴は、使うタイミングを使用者が決められることです。
「相手に攻め切れると思わせておいてギリギリのところでシノビを出す」
ことで、なるべく手札を増やせるように使うこともできます。
では、手札にあってこちらから見えないシノビに対して、どうやって備えればいいのでしょう。
そのカギは、攻撃の順番にあります。
比較的よく使用されるハンゾウとハヤブサマルのパワー上限が、6000と3000。
これを上回っているクリーチャーを後の方に動かし、小さいクリーチャーを先に攻撃させ、囮にします。
相手がシノビを使い、小型獣が倒されたら、攻撃を中止。
相手が小型獣を見逃せば、大型獣に対してシノビを使っても、焼け石に水というわけです。
こうすれば、同じシノビを使って防御されても、相手に手札を余り渡さなくて済みますよね。
また、小型獣から順に攻撃することで、シールドから出てきたシノビをよけることもできます。
・ビートダウン*3でも攻撃しない方がよいとき
上の説明で出てきたある意味「攻撃できない」ときとは違い、「攻撃しない方が見込みが上がる」ときがあります。
それは、相手が特定のカードを「待っている」とき。
普通防御側のデッキが「待っている」のは、マナが溜まることです。
こうした場合には、普通に攻撃してなるべく早く相手を倒し、あるいはシールドを減らしておくのが定石です。
が、相手のマナの色がそろわなかったり、キーカードが出て来ないときには、兵糧攻めが非常によく効きます。
黙ってクリーチャーを横に並べ、戦線が整ってから攻撃すれば、相手の応手が間に合わず楽に勝てるでしょう。
こういう場合は、除去やハンデスなど、相手の妨害に普段よりも大きな比重をかけます。
まだまだ攻撃や防御にまつわるテクニックは沢山残っていますが、それはまた別の機会に。
今回は、大まかな攻撃/待機の方針だけを押さえておきましょう。
これだけ押さえておくだけでも、実戦での見通しがかなり良くなりますよ。
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