始めたばかりでカードのそろわない方のための、ありあわせ構築術。
最近、リミット10というのが始まりましたが、それにも応用がきくと思います。
デッキ作りのノウハウは、大会においては、あまり重要ではありません。
というのも、強いデッキは、すでに完成形が出回っているものだからです。
むしろ、自由にデッキを組めないとき、カードが足りないとき、
ありあわせのカードを、「まともな」デッキに仕立てる上で生きてきます。
というわけで、いくつかのテクニックをご紹介。
1.工夫次第で強くなるカード
デメリットを持っているカードを、他のカードとの組み合わせでカバーします。
気をつけるべきは、カードとカードの間のコンボに頼らないこと。
カードがそろいにくいわけですから、
クリーチャー主体のデッキとゴーゴンシャック、
ブースト→マナ回収、
死に易いクリーチャーとクズトレイン、イモータルブレード等、
デッキ全体の方向性とのコンボを目指します。
2.とにかく欲しい能力
長期戦向けのデッキなら、エンジンがらみの、
とくにドローと回収に気を配ってください。
完全な下位互換カードでもかまいません。
いざという時に、使いたいカードを持ってこれるかが、
そのままデッキの追従性をきめてしまいます。
速攻でも、いざという時のために、ブロッカー除去などは必要です。
詳しくは、『デッキの構造』参照です。
特定のカードの名前を使わなかった所以がここにあります。
3.そろわないカードは、似たものを集める
ブーストが足りないなら、コスト軽減を。
除去がそろわないなら、ブロッカーやタップキルを。
必要な要素は、拾いながら集めます。
以上、カード資産のごまかし方でした。
私がDMを始めたころのノウハウです。
すぐれた料理人が、材料をごまかすことができるように、
デッキ作りも、カードが足りない時こそ腕の見せ所がやってきます。