最近のDMの傾向として、
墓地回収やリアニメイトの強化が見受けられます。
インフェルノサイン、デバウラなど、デッキに入ったカードも沢山。
墓地にカードを送るための、
カラフルダンス、ロマネスクのようなカードも、
最近になって急に増えてきたようです。
これらのカードの活躍は、
「マナソース」ならぬ、「墓地ソース」の可能性を示唆しています。
墓地に大量のカードを送り、状況に合わせて活用する・・・
そんな形体のデッキが、生まれようとしているのかもしれません。
「マナソース」という言葉はご存じでしょうか。
FB徳島で紹介されたデッキの名前ですが、
ブースト後のマナ回収で、適宜カードを使用する仕組みそのものを、
この名前は表しています。
さて、このマナソ-ス、生まれたのは10弾発売前後。
母なる大地は勿論のこと、このデッキ特有の、「鎖風車」も10弾。
水のマナ回収は昔からありましたが、
本格的にマナゾーンが開拓されていくのは、第10弾から。
ブーストデッキが台頭してきたのも、この頃からでした。
第10弾のカードには、
魔天降臨、カーニバルトーテム、ハリケーンクロウラーと、
気づきにくいながらも、マナ回収のサイクルらしきものがあります。
それまでメタを張ってきたデッキといえば、リーフやアクアンなど、
手札を中心にしたデッキばかりでしたから、
全体を俯瞰すると、
手札を増やして、そのまま使う時代、
マナを増やして、回収していく時代、
そして、墓地を増やして、リアニメイトしていく時代と、
大きな流れのようなものが見えてきませんか?
コントロールデッキのエンジンは、
「山札を大量に引いて、自由自在にカードを使う」
ためにあります。
それは、どの時代においても、変わることはありませんでした。
しかし、その方式は、時代を経て、大きく変わってきているのです。
カードデザインだけではありません。
ハンデスや除去といった、環境的な要因、
さらには、私たちプレイヤーの思惑によって、
これからも、さまざまな構造のデッキが生まれていくことでしょう。
この次にトップに躍り出るのは、「シールドソース」かもしれない。
そうした期待であったり、心配といったものが、
私たちがデッキを作る、原動力に他なりません。