ふたり回し

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KARAKURI☆ぎゃらくしぃ

怪しげなタイトルですが、中身も怪しげです。

文字化けしている場合は、KARAKURIとぎゃらくしぃの間に星を補完してください。

f:id:Shiroenpitu:20081213124916j:image

いつもどおり、枠の色出文明色を表し、

枠の中身の色でそれぞれの役割を表しています。

右下の黒い欄に、役割ごとの枚数を記載し、色分けしました。

髑髏マークは、バトルゾーンに出ていないカードを墓地に送る能力、

拳マークは、WB以上のクリーチャー、

赤い下線は、トリガーを表しています。


シノビデッキというと、

「どうやってシノビを使うか」を軸にして考えてしまいがちですが、

「何のためにシノビを使うか」も、非常に重要な要素です。

というわけで、ギャラクシーの苦手な多勢に無勢の状況を、

影から現れ、助けてくれるシノビ軍団です。


組み始めてからずいぶん経つので、

「シノビギャラクシー」なるものはずいぶん増えましたが、

このデッキのポイントは、

トリガー・バイケンとインフェルノ・コンボのハイブリッド構造です。

ギャラクシーを墓地に送るためのギミックを、

バイケンを出すためのギミックと重ね合わせることで、

動きが滞ることを避けました。

ルーレットを4枚積みにしたのは、「コンボ以外に使える」ため。

コスト5というのは、かなり大きな長所で、

ソーラーチャージャーからきちっとつながります。


今回用いた構築上のテクニックは、このハイブリッド構造にあります。

腐りにくいカードほど、大量に投入しやすいというのは、お話ししましたね。

それとは逆に、この場合は、「積みやすくするために腐りにくく」しています。

エマージェンシータイフーンが大量に積み込めれば、

サインによるギャラクシー高速召喚は狙いやすくなります。

バイケンが積みやすければ、

手札にバイケンをホールドしやすくなるのです。

このデッキの見せ所はこの一点ですので、

この技術さえ覚えておいていただければ、

後は斜め読みしていただいて結構です。



ギャラクシーは並べることを前提に、3枚積みしました。

相乗効果があるので、並べることが重要になってきます。

先述のソーラーチャージャーの採用理由の半分が、ここにかかっていて、

シールドの守りをおろそかにせず、攻撃しに行けるようになりました。

さらに、戦線を補強するため、ハングリーガントレッド

Beholderさんやkurosukeさんが使っていらっしゃいましたが、

バトルゾーンを掃除してシールドを守れるのは、やはり大きいです。

シールドを割られた時も、

ガントレッドで破壊して、サインで釣る動きが可能です。


ちなみに緑を入れると、コンボのギミックが収まらなくなるため、

ブーストは光に任せています。

攻めのソーラーチャージャーと、守りのグローリースノーですね。

人気のないグローリースノーですが、

今は基本「ターボソウル」環境ですから、

後攻ならば小細工なしで使えます。

トリッパーとコスト域がかぶらないのもポイントですね。



後は、全体をまとめあげる形でスロットを埋めていきます。

アクアン、サイバーブレイン、デバウラ、エターナルソード、

ソウルアドバンテージ、そしてトリッパー。

エターナルソードは、銀の弾丸ですが、

トリッパーのいる状態で使うと、「プチランデス」状態に持ち込めます。


ドローは少なめですが、そこはバイケンのハッタリが効くか、

先打ちしたルーレットで相手のハンデスをつぶせるかです。

おもな狙い目は、5、6、7。

5は、キングの進化元やTブレインなどが集まり、多ヒットがねらえます。

サイン系列なら、手札のカードをわざわざ墓地に送ってくれるので、

サインを落とすことができれば、かなりの時間をかせげます。

6は、ソウルアドバンテージのゾーン。

食らっても大したことはないという時には、狙わなくてもいいでしょう。

7は、キング、エターナルゾード、ロマノフあたりがそろっており、

手札にストックされているカードのうち、最もいやなカードの密集地帯。

相手の大量ドローの後は、ここを狙うのがベタです。


というわけで、変則型シノビギャラクシー、いかがでしたか?

コンボデッキを組む際の、基本テクニック、

そして、エンジンとハンデス部分の見直し(環境へのアンチテーゼ)。

二つの狙いが、うまく果たせていれば幸いです。


ちなみにマッドネスが決まったときは、

ギャラクシーを後続にして殴ってしまうのがお勧めですよ。


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