ふたり回し

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JK神星シャバダバドゥーと格闘!!

DM:じゃんけん5連勝(追記) | 一城なつきのJUNK!×3 | マジック:ザ・ギャザリングetcブログ

この記事で問題になっている、五連勝の確率について、

あいこになったら、連勝回数を0に戻すものとして、厳密に計算します。



<間違い>

間違いがあったので、こちらになおしを。

ミスミス! - ふたり回し


確率を勉強し倒したら、

文系の自分にもカードゲームを作れるのではないかと夢想して、

*1を買って勉強したことがあります。

(一冊目であきらめましたが)


その時出てきた、

「一歩進むか、一歩戻るか半々で、ゴールにつく確率」

と今回の事例が似ていたので、計算法を応用してみました。



この手の確率計算は、例えば、無限にあいこが出続けることもあるので、

適合する場合の数/全体の場合の数を求めることはできません!!


そこで、堂々巡りの過程を拾って、

じゃんけんの結果一つ一つを、スタート地点とみなし、

それらを見比べながら、計算していくことになります。

f:id:Shiroenpitu:20081222002641g:image

まずは、

「k回連勝しているとき、最終的に5連勝できる確率」

を「Aのk」(k=0、1、2、3、4、5)とします。


それから、六つある「Aのk」の相対的な関係を調べます。

ポイントは、「次のじゃんけんでどうなるか」を考えること。

「n回目に○○な確率」を求める時は、

「前のジャンケンが何か」を考えまが、

今回は「k回をスタートとしたとき」の結果を求めるので、

「次のジャンケンの結果、どのスタートに行くか」を考えます。


勝ち(三分の一)なら、Aの(k+1)へ

あいこ(三分の一)なら、Aの0へ。

左側の図のようになります。


そして、Aの5=100%ですから、

ここから順に代入して、

Aの4、Aの3、Aの2、Aの1と、一つずつ消去していきます。

Aの4=1/3(1+Aの0)

Aの3=1/9(1+4・Aの0)

Aの2=1/27(1+13・Aの0)

Aの1=1/81(1+40・Aの0)

Aの0=1/243(1+40・Aの0)

すなわち、

1=Aの0×(3の5乗-40)が残ります。


243-40=203ですから、

Aの0=203分の1が答え。

「Aの0」は、0連勝のとき、5連勝できる確率ですから、

これが求めていた数の正体。203分の1です!


理系の方には、おそらく標準的な問題なのでしょうが、

苦労して勉強した成果ということで、

一応自慢がてら御紹介しておきます。

問題のカードは、こちらです。

JK神星シャバダバドゥー - デュエルマスターズ DMvault


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*1講談社、『なっとくする確率』