DM:じゃんけん5連勝(追記) | 一城なつきのJUNK!×3 | マジック:ザ・ギャザリングetcブログ
この記事で問題になっている、五連勝の確率について、
あいこになったら、連勝回数を0に戻すものとして、厳密に計算します。
<間違い>
間違いがあったので、こちらになおしを。
確率を勉強し倒したら、
文系の自分にもカードゲームを作れるのではないかと夢想して、
本*1を買って勉強したことがあります。
(一冊目であきらめましたが)
その時出てきた、
「一歩進むか、一歩戻るか半々で、ゴールにつく確率」
と今回の事例が似ていたので、計算法を応用してみました。
この手の確率計算は、例えば、無限にあいこが出続けることもあるので、
適合する場合の数/全体の場合の数を求めることはできません!!
そこで、堂々巡りの過程を拾って、
じゃんけんの結果一つ一つを、スタート地点とみなし、
それらを見比べながら、計算していくことになります。
まずは、
「k回連勝しているとき、最終的に5連勝できる確率」
を「Aのk」(k=0、1、2、3、4、5)とします。
それから、六つある「Aのk」の相対的な関係を調べます。
ポイントは、「次のじゃんけんでどうなるか」を考えること。
「n回目に○○な確率」を求める時は、
「前のジャンケンが何か」を考えまが、
今回は「k回をスタートとしたとき」の結果を求めるので、
「次のジャンケンの結果、どのスタートに行くか」を考えます。
勝ち(三分の一)なら、Aの(k+1)へ
あいこ(三分の一)なら、Aの0へ。
左側の図のようになります。
そして、Aの5=100%ですから、
ここから順に代入して、
Aの4、Aの3、Aの2、Aの1と、一つずつ消去していきます。
Aの4=1/3(1+Aの0)
Aの3=1/9(1+4・Aの0)
Aの2=1/27(1+13・Aの0)
Aの1=1/81(1+40・Aの0)
Aの0=1/243(1+40・Aの0)
すなわち、
1=Aの0×(3の5乗-40)が残ります。
243-40=203ですから、
Aの0=203分の1が答え。
「Aの0」は、0連勝のとき、5連勝できる確率ですから、
これが求めていた数の正体。203分の1です!
理系の方には、おそらく標準的な問題なのでしょうが、
苦労して勉強した成果ということで、
一応自慢がてら御紹介しておきます。
問題のカードは、こちらです。
JK神星シャバダバドゥー - デュエルマスターズ DMvault
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