最近、ハンデスの少ないデッキが目立ちます。
一体なぜ、ハンデスが減ってきたのか、
そして、これからはどのように環境と付き合っていくべきなのか。
及ばずながら、入口までご案内いたします。
「ジェニーとパクリオで計3枚、ソウルアド以上なし」
このような、ハンデスの薄いデッキが、最近増えています。
なかには、ジェニー1、パクリオ1というデッキもあるくらいですから、
すっかり「ハンデス冬の時代」ですね。
では、このハンデスの減少は、いったい何に依っているのでしょう。
一つには、持ち越し手札が少なくなったこと。
ソウルアドの対策として、「置きドロー*1」が使われるようになり、
ターン終了時に沢山手札を持ち越すという人が少なくなりました。
使うカードは、ターンの始めに手にいれ、
また、トップデックを強くすため、
回収の増強やカードの大型化なども積極的に行われています。
そして、よく見られるのは、
バキュームクロウラーによる再利用。
「後半戦、好きな時に戻せるなら、ジェニーは少ない枚数でよい」
そのような判断が、このハンデスの減少の裏にありそうです。
しかし、好きなタイミングで、何度でも使用できるようになったようで、
このハンデス形態はある問題を抱えています。
それは、ハンデス用のカードが引きにくくなったこと。
すなわち、一枚目のハンデスカードが出てくるのが遅い、ということです。
ハンデスが本当に活きてくるのは、
序盤の牽制においてです。
単発で速効性がある代わり、効果が長続きしないハンデスは、
相手が動き出す前に足元をすくって、時間を稼ぐことが第一の仕事。
それこそ、バキュームも、ミストも、止められるのですから、
もったいないですよね。
さらに、ハンデスの低速化によって、息を吹き返した戦術もあります。
例えば、序盤のドローから除去呪文を連発していくデッキ。
ハンデスが飛んでこないなら、強力な呪文も手札に持っていられます。
また、手札の消費が激しいコントロールにも、
ハンデスの低速化は朗報です。
ブーストからのトリプルブレインなど、素早くて強力ですね。
最後に、5神のような、手間のかかるフィニッシャーを、
一気に並べてしまう戦法。
相手が邪魔をしてこないなら、
手の施しようのないフィニッシャーを出してしまえばよいのです。
勿論、「置きドロー」を除去していくのもいいですが、
「置きドロー」によって生まれた隙を、グサリと突くのも手。
今日、すさまじい速さで環境が回転していますが、
臨機応変に手を使い分ければ、恐れることはありません。
メタが変化するタイミングを読みながら、最善の手を探しましょう。
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