立て続けに難しいキーワードが来ますが、
ここを抜ければ下り坂・・・でもないか・・・
目次はこちらです。
・環境とは
プレイヤーの置かれている戦場の環境、
すなわち、どんなデッキがどれだけ使われているか、ということです。
多数派に対して有利なデッキを使えば、楽に勝つことができますから、
大会前にしっかりと環境を把握しておくことは、非常に重要になってきます。
・環境は循環する
環境は、ゆるやかに循環していくものです。
基本、どんなデッキタイプにも得意な相手と苦手な相手がいるわけで、
流行ったデッキタイプに強いデッキタイプが増え、
減ったデッキタイプに弱かったデッキタイプが増え、
何度かこの変動を繰り返し、また振り出しに戻ってきます。
変動の様子を、簡略化してまとめました。
自転車のホイールのようなものとお考えください。
環境は、時計回りに六つの三角形をたどって行きます。
赤い矢印は、
増えてきた相性の良いデッキから、相性の悪いデッキへの圧力です。
実際は、このような三角形がいくつも重層的に絡まって、
もっと複雑な動きを見せます。
・対策と揺り返し
環境の動きには、直線的な往復運動もあります。
例えば、速攻と速攻対策の関係です。
速攻対策が甘くなると、速攻は強くなり、速攻がはやり出します。
速攻が増えると速攻対策の必要性が出て、速攻対策は厳しくなります。
速攻対策が厳しくなると、速攻は減り出します。
速攻が減ると、速攻対策の必要は薄れ、速攻対策は甘くなり、
初めの状態に戻るというわけです。
・新弾と殿堂
そして、環境を最も大きく変動させるのは、カードプール*1の変化。
すなわち、今まで使われていたカードに制限がかかるか、
新しく強力なカードが加わるかのいずれかです。
主力カードを失ったデッキは弱くなり、強力な新入りを得たデッキは強くなり、
環境のバランスが崩れるところから、環境の循環が始まるのです。
環境についての基本的な知識はこれくらいで足りると思いますが、
これからも、環境が変わるたびに環境のお話はすることになるでしょう。
とにかく、環境はゆるやかに動いていくということ、
芽の出ないデッキタイプにも、
環境の変化が光を当ててくれるかもしれないということ。
このことが抑えられていれば、大丈夫ではないでしょうか。
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*1:ゲームの中のカードの量