ふたり回し

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3-環境

立て続けに難しいキーワードが来ますが、

ここを抜ければ下り坂・・・でもないか・・・

目次はこちらです。


・環境とは

プレイヤーの置かれている戦場の環境、

すなわち、どんなデッキがどれだけ使われているか、ということです。

多数派に対して有利なデッキを使えば、楽に勝つことができますから、

大会前にしっかりと環境を把握しておくことは、非常に重要になってきます。


・環境は循環する

環境は、ゆるやかに循環していくものです。

基本、どんなデッキタイプにも得意な相手と苦手な相手がいるわけで、

流行ったデッキタイプに強いデッキタイプが増え、

減ったデッキタイプに弱かったデッキタイプが増え、

何度かこの変動を繰り返し、また振り出しに戻ってきます。


変動の様子を、簡略化してまとめました。

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自転車のホイールのようなものとお考えください。

環境は、時計回りに六つの三角形をたどって行きます。

赤い矢印は、

増えてきた相性の良いデッキから、相性の悪いデッキへの圧力です。


実際は、このような三角形がいくつも重層的に絡まって、

もっと複雑な動きを見せます。


・対策と揺り返し

環境の動きには、直線的な往復運動もあります。

例えば、速攻と速攻対策の関係です。

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速攻対策が甘くなると、速攻は強くなり、速攻がはやり出します。

速攻が増えると速攻対策の必要性が出て、速攻対策は厳しくなります。

速攻対策が厳しくなると、速攻は減り出します。

速攻が減ると、速攻対策の必要は薄れ、速攻対策は甘くなり、

初めの状態に戻るというわけです。


・新弾と殿堂

そして、環境を最も大きく変動させるのは、カードプール*1の変化。

すなわち、今まで使われていたカードに制限がかかるか、

新しく強力なカードが加わるかのいずれかです。

主力カードを失ったデッキは弱くなり、強力な新入りを得たデッキは強くなり、

環境のバランスが崩れるところから、環境の循環が始まるのです。



環境についての基本的な知識はこれくらいで足りると思いますが、

これからも、環境が変わるたびに環境のお話はすることになるでしょう。

とにかく、環境はゆるやかに動いていくということ、

芽の出ないデッキタイプにも、

環境の変化が光を当ててくれるかもしれないということ。

このことが抑えられていれば、大丈夫ではないでしょうか。



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*1:ゲームの中のカードの量