今回扱うのは、用語ではありません。
味方クリーチャーを支援するカード全般についてのお話です。
目次も合わせてご覧ください。
・味方に能力を付与するカード
純粋にパワーを上げるものから、CIP*1能力、PIG*2能力、アタックトリガーまで、
クリーチャーによって味方に与えることのできる能力は千差万別。
一体のクリーチャーに二つ目、三つ目の能力を与えることで、強力な獣を生み出したり、手札と山札の効率上げることができます。
・能力を付与されるカード>能力を付与するカード
沢山のカードで一体のクリーチャーを強化するのと一枚のカードで沢山のクリーチャーを強化するのとでは、
強化する側のカード一枚の効率が、大きく変わってしまいます。
(デッキの構造その2 - ふたり回し参照のこと)
また、強化する側のカードばかりにすると、強化されるカードが来ない間『生きている』カードが少なくて苦労します。
ですから、デッキを組む際には、
強化されるクリーチャーを多めに強化する側のクリーチャーを少なめに、意識しながら調整していきましょう。
アルフェラスとアルナイル、デモメイトを並べてからグラデビを一匹二匹出したところで、大きなベネフィットを得ることはできません。
・対象の限定
味方全体を強化してくれるクリーチャーも存在しますが、
それ以上に特定の種族や文明を持ったクリーチャーを強化するカードは沢山あり、効果も強力だったりします。
不死鳥編の5大種族や、ドラゴン、サムライ、ナイト、シノビ、多色カード・・・
上で述べた通り、強化されるカードは多い方がよいので、個々のスペックが低くても、種族などの条件でおつりがくるカードもあります。
・デッキの趣旨を忘れずに
主軸となるカードを強化してくれるからといって、無条件にサポート用のカードが入るわけではありません。
デッキが狙っている作戦の中で効果が発揮できないなら、あるいは、強化されるクリーチャーとそりが合わないなら、
サポートカードは投入しなくてもよいのです。
バトルゾーンを固めるデッキでSAを与えるクリーチャーは活躍せず、呪文を回収するブロッカーはビートダウンの助けにはなりません。
グールを主軸にしたデッキに、ポッピラッキーを入れることもないでしょう。
展開するなら、防御しながら物量を確保することを、ビートなら、相手の防御を潰し、味方の攻撃を通すことを念頭に置き、
個々のクリーチャーがコンボしたり、弱点を補い合うように意識する―
きっちりとした目的意識があって初めて、サポート効果を使いこなすことができるのです。
キーワード20、第6回「サポート」。
闇雲に種族ボーナスを狙うのではなく、きちんと目的意識を持ってカードを選ぶことが大切です。
第7回「シナジー」は、この記事にも関わってきますので、合わせてご覧ください。
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