ふたり回し

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おびきあみ[火・水・闇・光・自然/5色マッドネス/海底鬼面城]

以前ご紹介した鬼面城5色が固まってきたので、

正式採用することにいたします。

f:id:Shiroenpitu:20090724220216j:image

(ごめんなさい、ハウクスとゲルネウスの名前が間違ってます)

40枚のカードで作ったマナカーブです。

カードの名前はカードの種類を表し、クリーチャー:ギア:城=30:6:4。

枠の色が文明を表し、水:自然:光:闇:火=14:12:12:12:12。

進化獣が2枚、トリガー、シノビが計8枚、

マッドネス*1が4枚、相手のターンに手札を捨てるカードが12枚入っています。


枠の内側の色はカードの役割を示していて、

赤(除去):緑(ブースト):青(ドロー):紫(防御):灰(ハンデス):黄(そのほか)

            ||

         14:4:6:4:10

となっています。



このデッキを作ることになったきっかけは、

まさしく「鬼面城5色」という言葉そのものです。

「鬼面城をつかうことで、5色のマナを早期段階で揃えるビートダウン」

5色は大型のレインボーカードのためのデッキ、

鬼面城はビート向けのカードですから、

最初から、ある程度の矛盾を抱えた形でのデッキ作りとなりました。


そしてもう一つ、

このデッキを作る前に決めていたことがあります。

それは、『野火の彼方に』で一度試した、

早い段階からのビートダウンと、大型カードの併用を、

今度はマナゾーン中心でなく、手札中心で行うという課題です。

この課題を意識しすぎたため、

初めに組んだものは、ゲルネウスに拘った、パワーの低いビートでした。

当然ながら、クリーチャーの当たり負けがひどく、

一時は企画そのものを中止しようかと考えたほどです。


ところが、環境の変化によって、このデッキに転機が訪れます。

環境が高速化したことで、カウンターデッキを見直すことになり、

マッドネスが5色を含んでおり、かつビートダウンに近いことに気付きました。

ヒャックメーとアントワネットがいればとりあえず5色なわけで、

それならば、

5文明すべてをうまく使いながらのデッキを目指してみよう、と、

大体の方針が決まりました。


・鬼面城の有効活用

このデッキの最大のポイントは、

鬼面城によるドローの有効活用にあります。

青単では、このドローを純粋に前線の物量に転化していますが、

今回は、むしろデッキを掘り進める機能を活かし、

トップの弱い、役割分担の激しい構成を心掛けました。

また、コンボ部分のカードの枚数も減らし、

「必要なカードを強引に揃える」ことを前提にした、

非常に冒険的な内容になっています。


ちなみに、鬼面城が来なかった時の保険は、サブマリンレイバー。

こちらもかなりのスピードで山札を掘り進めることができます。

少量積んだカードも強引に引っ張ってこれるということで、

ハンマー、スティンガーと、ブロッカー対策はクロスギアで行っています。


・5色すべての利用

そして、鬼面城5色のもう一つのキーワード、

「5色」であることも、最大限に有効活用しています。

ゲネルウスはもちろん5色デッキのためのカードですが、

普通のマッドネスにも使われる、

バイケン、ビートルーダー、アントワネット、ハヤブサマルのほか、

黒ならハウクス、緑はヤッタルワンと、

全文明のカードをまんべんなく利用します。

ハクウスは、マッドネスと同時にハンデスも狙えますし、

ヤッタルワンはあまった手札をマナに押し込んでくれます。

ビート向けレインボーカードの代名詞、

キリュージルベスとジャックヴァルディも、搭載済み。


こうして、「カードを鬼面城で強引に揃える5色のマッドネス」が誕生しました。

すっかりマッドネスになってしまいましたが、

手札にカードをストックしなくてはいけないマッドネスは、

もともと鬼面城との相性がそこそこよく、

それはこのデッキが見た目に反してスムーズに動ける一因でもあります。


青単だけではない鬼面城、

コントロールだけではない5色。

たまには、無謀そうなコンセプトから始めるデッキ作りもいいものです。



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*1:手札から捨てられたときバトルゾーンに出るクリーチャー