ドローもマナブーストも、以前から繰り返し取り扱っている話題ですから、新しくお話しすることはあまり残っていません。
今回は、昔の記事の引用がメインです。
・ドローとは
山札の上からカードを手札に加えることです。
ターン初めのドローだけで戦うと、手札がすぐに切れたり、必要なカードを確保することが難しくなってしまいます。
ですから、柔軟に戦えるデッキに仕上げる上で、ドローは欠かせない要素なのです。
ただし、ドローしてばかりではモタモタした戦い方しかできませんから、ドローに割くスペースは8枚以内に収めることをお勧めします。
・戦い方とドローの仕方
ドローの方法は、デッキの用いる戦術に適したものが好まれます。
詳しくは、こちらをご覧ください>>エンジンを選ぶ。その2 - ふたり回し
この記事も、戦術とドローの関係に関するものです>>今すぐ始める手札マネージメント - ふたり回し
・代表的なドロー要員
1.サイバーブレイン・・・ドローの代名詞でもあり、下準備から手札の確保までこなしてくれるカードです。
2.エナジーライト・・・サイバーブレインの小型版で、序盤から使える分、下準備に便利なカードです。
3.ミストリエス・・・クリーチャーが出たときにドローするタイプ。クリーチャーコントロール向けのカードです。
4.ハッスルキャッスル・・・ミストリエスとほぼ同じ能力ですが、自分のクリーチャーにしか反応しないかわり、耐久性でミストに勝っています。
5.バキュームクロウラー・・・自分のクリーチャーを手札に戻し、ドローします。CIP能力の再利用に使われます。
6.スーパークズトレイン・・・クリーチャーが破壊されるときにドローします。
7.邪魂創世・・・自分のクリーチャーを破壊しつつ、ドローします。PIG能力と組み合わせることが多いです。
8.海底鬼面城・・・両プレイヤーのターン初めにドローする枚数が増えます。手札消費の激しいビート向けです。
9.ドルゲーザ・・・自身が大型クリーチャーなので、展開しながらの攻撃が可能です。
多くのカードは水文明ですから、水の入らない構成のデッキを作るなら、闇の邪魂、自然のハッスルを覚えておきましょう。
・(マナ)ブーストとは
ターンの初めに手札をマナに加えることを「マナチャージ」と呼びます。
「ブースト」という言葉が使われるのは、「マナチャージ」とは別に、カードの能力を使ってマナを増やす行為に対して。
大きいカードを早く使えれば、先手を取ることができますから、かなりのデッキで何かしらのマナブーストが行われます。
ブーストは、早い段階で行うほどに「のべマナ量」が増えますから、軽いカードを大量に積むことになります。
2,3マナのカードで、枚数は6~8枚程度あると安定するでしょう。
・ブーストとトップデック
ブーストをすると大きいカードが早くから使えるようになるので、デッキの中身は全体的に大型化します。
そのため、終盤戦に堪えるだけの力を持ったカードを引当てやすくなります。
詳しいことはこの記事を参照してくださいませ>>トップデックの強さを測る-1 - ふたり回し
・ブーストを手札に還元する
手札とマナは、お互いに支えあい、時としてストレスを掛け合うこともあります。
手札がたくさんあれば、マナに置くカードには困りませんし、マナがたくさんあれば、手札からマナにカードを置かず、手札を温存することができます。
詳細はこちらでご確認ください>>デッキの息が切れるとき - ふたり回し
また、ブーストした後にマナ回収を使って、マナを手札に還元するテクニックもあります。
マナのカードを直接バトルゾーンに出せるカードもあり、昔から使い古された戦術です。
慣れないうちは、大きなクリーチャーや、クリーチャーを破壊できるカードに目を奪われがちですが、ドローやブーストはデッキにとって根幹となる部分です。
デッキに入っているカードが100%の力を発揮できるよう、しっかりとした足場を築いてあげましょう。