ふたり回し

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それも一つのネタデッキ

世の中には、「ガチデッキ」なるものと「ネタデッキ」なるものがあるそうです。

私のデッキは、聞くところによるとネタデッキらしいのですが・・・


ネタデッキは、「ウケ狙いのデッキ」とみなされているような嫌いがあります。

同じネタにしても、カード、コンボ、原作、戦術や構造といろいろな振り方があるわけで、必ずしも全てがウケ狙いではありません。

メタデッキではないからといって、見た目だけの空虚なデッキと決めつけることはできないのです。


もちろん、話題のSRや奇抜で複雑なコンボなど、華々しいテーマをもったデッキも悪くはありません。

決して悪くはないのですが・・・私も最近になって趣味が変わったようです。

華々しいデッキから、繊細な「味」のあるデッキに興味の対象が移り、作るデッキも変わってきました。

「見せるためのデッキ」ではなく、「使うためのデッキ」、「機能することに意味があるデッキ」を作りたいし、使いたい。

『レシピとスコア』を手掛けてからは、特にそう思うようになりました。


「ふたり回し」ができてから公開したレシピは、大まかに分けて三つです。

「戦術、戦略面での実験を行うためのもの」

「独特の使用感覚のあるもの」

「実践向けに技術を応用したもの」

ほとんどのデッキは実験用で、その成果が残りのデッキに活かされています。

おもちゃとしての機能を追求すれば『野火のかなたに』『起き上がりコブシ』のようなデッキになります。

もともとある程度強いデッキを題材にすると、『ハウンズ』『見世果龍』のような実戦を意識したデッキになります。

いたずらにオリジナリティを誇示したり、わざわざ私が作らなくてもよいデッキを載せる気はありません。


実戦の中で機能することで、道具として使われることで、はじめて「面白さ」や「よさ」の現れるデッキ。

納得のいくものを作り上げることは、私には難しすぎるかもしれません。

それでも、それが今の私にとっての理想です。

「ふたり回し」がいつまで続くかはわかりませんが、デッキ職人である限り、同じ目標を追い続けたいと考えています。