ふたり回し

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19-ブラフ

これは手短に終わらせることになるでしょう。

早く完成させてこのシリーズから脱出してしまわなければ・・・

目次はこちらです>>キ-ワード20―デュエルマスターズ講義録 - ふたり回し


・ブラフとは

一言で言ってしまえば、思わせぶりなプレイングで相手をだますことです。

基本的には、自分に見えて相手に見えないゾーン、つまり手札を中心におこなうことになります。

デッキタイプを錯覚させたり、シールドに入っていないトリガーが入っていると思わせたり、持っていないシノビを持っているように見せたり・・・

相手がびっくりすると試合のペースを握ることができますから、ブラフは非常に重要な技術の一つです。


・見えるゾーン、見えないゾーン

DMには、大きく分けて4つのゾーンがあります。

相手にも自分にも見えているゾーン、自分にしか見えないゾーン、相手にしか見えないゾーン、そして誰にも見えないゾーンですね。

ブラフが行われるのは、自分にしか見えないゾーン、たとえば、手札や仕込んだシールドなどです。

また、どちらのプレイヤーにも見えないゾーンである山札や裏向きのシールドの中身においても、デッキレシピを知らない相手をだますことができます。


そして、相手にも見えている部分も、やはり大切です。

偽の正解肢を与えることで、はじめて相手をだますことができるからです。

マナゾーンに違うデッキを連想させるカードを置いたり、持っていない手札を連想させるカードを場に出すことで、ブラフが始まります。

見えるゾーン、見えないゾーンを上手く使って、「幻の国士無双」を作り出すことができるかどうか―

それが、ブラフの醍醐味でもあり、急所でもあるのです。


・マナと手札を中心にしたブラフ

一つは、先にも挙げたとおり、偽のデッキタイプを連想させるマナの置き方です。

ヘブンズゲートやゼンアクなど、特定のカードは、特定のデッキタイプに強く結び付いています。

この連想を利用して、相手に取り越し苦労をさせ、誤った対応を取らせることで、試合を有利に運ぶことができます。


また、相手に間違ったタイミングでハンデスさせるため、いらない手札を手元にとどめたりすることも、立派なブラフの一部でしょう。


・バトルゾーンのカードたち

クリーチャーの多くも、やはり、偽のデッキタイプを掴ませる餌になります。

また、手札のカードと連動した効果を持っているクリーチャーを使うことで、こちらの戦況を誤認させることもできます。

アントワネットとマッドネス、ルナーズベルグとドラゴン、ニンジャストライク一般などなど・・・

相手のブロッカーより小さいクリーチャーが攻撃しに行くだけで、ヤミカゼドラグーンやカイトトーテムを持っているように見えます。

特に、手札からの特殊召喚ができるカードは、全般的に警戒心をあおる効果を持っています。


・シールドのカードを使う

相手が仕込んだシールドは、いやでもトリガーに見えます。

そしてまた、マナにカウンターデッキで使われるトリガーがたくさんあれば、シールド全てがトリガーに見えてきます。

こうした潜在的なリスクを利用して、シールドや城を守るのも面白い作戦ですね。


というわけで、軽めに終わらせてみました。

最後のキーワードは文明ですが、個々の文明ではなく、文明の扱い方を中心にお話しすることになると思います。



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