これでめどが立った。
これからはもう少し早めに書けるように努めたい。
ScarletStream第4話より。
風音がそっと手を離すと、岩澄は黙って様子をうかがい、ゆっくりと頷くのを確かめてから革帯を締め直した。
「これで一応は心配ないだろう。本隊が返ってくる前にとっとと運んじまおう―最後に、何かあるか?」
振り向いた岩澄に、幾起が答える。
「俺からは、特に何も。岩澄さん、お気をつけて。不知火も、元気でな。」
「ああ、玄谷も頑張れよ。それじゃあ、不知火、竜を取りに行こう。玄谷は俺達が戻ってきたら、倉庫の扉を開けてくれ。」
二人が敬礼で返すのを見届けるなり、岩澄は大股で倉庫を出ていってしまった。風音は一瞬追いかけようとしてから、思いとどまる。
「玄谷!」
風音は幾起に歩み寄り、耳元で囁いた。
「はあ?なんだって、そんな――」
今夜のうちに仕上がりそうだが、公開は週末になりそうだ。
風音が幾起に話した内容については、本編を待たれたし。
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