私自身があまり使いこんでいないので、まだ雑感の域を脱していません。
・サイキックの充実による8枚制限の顕在化
ガンヴィートあたりで、サイキックの種類が豊富になったため8枚枠が枠として機能し出しました。
それまではフィニッシャー平積み、フィニッシャー+小型しか積むものがなく、枠が余りがちだったはず。
枠がカツカツになったことで、超次元の運用に工夫の余地が生まれました。
・ホール・サイキック間の連続
サイキックの多様化に従い、デッキ内の特定のホールに特定のサイキックが専属的に結びつくようになります。
ジオやガンヴィートなどを搭載すると小型サイキックを積むためのスペースは減り、どのホールでも出せるカードが減ります。
逆に、従来通り小型サイキックを積むとホール側のパワーに不満が生じます。
加えて、シューティングやガードホールのように、小型運用に不向きなホールもありますね。
・平積み状況の改善
違う企画のホールの乗り合わせやサイキックの使い分けは、超次元のパラレル的運用を崩しました。
同じ規格のホールを12枚積んで、同じフィニッシャーを2,3枚積むのはもう割に合いません。
以前の構築において超次元のキャパシティは飽和していたわけで、その分はヘテロ化させる方が効率的です。
・平積みを要求するカード
同時に、8枚枠を大きく割かせるようなフィニッシャーも登場しました。
覚醒リンクやヴォルグは、一つの戦術で複数のサイキック枠を消費します。
残りの部分はホモ運用するか、枚数を減らすかのどちらかです。
・超次元運用のヘテロ化
というわけで、サイキックのカードプールが拡張されたため、超次元運用そのものもヘテロ化に向かいます。
控え目に言うなら、ヘテロ化させることに利点が生まれました。
結果として個々のカードへのタイムテーブルの依存が強まり、ハンデスや回収の有効性が増した可能性があります。
・想定される様々な運用パターン
多様化するのは個々のデッキ内の超次元運用だけではありません。
タイムテーブルやエンジンの性質に合わせて、超次元運用のスタイルを決める必要性が生じています。
1.従来通りの運用-均質的なホール平積み、サイキックのホモ化
2.ホールだけ均質-似た企画のホールを平積みして挙動を安定させ、サイキック枠は柔軟な運用
3.総ヘテロ化-用途に応じたサイキックと、各サイキックに対応したホール
4.ピンポイント運用-ホール側を少なめにするが、ホールからは状況に合わせたサイキックを取り出せる
他にもいろいろ出てくるかもしれませんが、今思いつくのはこれくらいです。
・運用パターンの評価基準
カードは入力と出力によって、デッキの性能は需要と供給によって理解できる、というのが私の持論。
超次元運用にとっての出納は、すなわちサイキックとホール。
ホール/サイキックはサイキックの供給量、サイキック/ホールはホールの効率。
サイキックを欲張るとホールの柔軟性が失われ、デッキが固くなります。
逆に、ホールの柔軟性を上げようとすると、サイキックがしょっぱくなります。
同時に、ホールの枚数そのものの問題。
増やせばサイキック枠は苦しくなりホールの専属化、あるいはサイキックの低コスト化が進みます。
減らせばサイキック枠が楽になりますが、今度はホール一枚一枚への依存が強まります。
エンジンとの兼ね合いや、具体的な検証はボチボチ。
もう少し環境を様子見しつつ、自分で超次元を使いまないとちゃんとしたことは言えません。
Duel Masters TrackBack Terminalをよろしくお願いいたします。