みなさん、お待ちかねのカードゲームですよ。
ということで、作ってみようと思います。
まずはルールを決めなくてはいけないのですが、そのためにも調べ物が必要です。
いろいろ見ていく中で、いろいろなカードのシステムに出会いました。
その中で面白いと思ったのは、ヴァイスシュバルツ。
チキンレースみたいな感じで、ゲーム展開が盛り上がりやすそうなんですよね。
しかし、様々なカードのシステムを探っていて思ったのは、
どのゲームもルールが煩雑だということです。
新しいカードゲームになればなるほど、独自性を「付け加え」なければならなりませんから、
仕方がないといえば仕方のないことだとは思います。
少なくとも、遊戯王、あるいはMTGより複雑なカードしか作れないのが現状です。
この複雑さ。
カードにとっては、結構に頭の痛い問題です。
まずもって、難しいとプレイする側が苦労します。
すなわち、はじめる気がなくなるとか、対戦相手がいないとか、その手の問題です。
一方で、ルールの複雑さが精妙さにつながっているかどうかというと、これも怪しいもの。
要素を増やせば、カードをより複雑に、高度にすることはできます。
しかし、それが高度な試合、多様なデッキにつながるかというと……
結局のところ、それはカードプールのバランス次第です。
私は勝手に「課金プレッシャー」と呼んでいますが、
カードを買わせるためにはあえてカードプールを歪にしなくてはならない時があります。
カードゲームがこの課金プレッシャーから逃れられない限り、
プレイヤーの選択枝、ひいては、ゲームの可能性が羽ばたくことはできません。
どんなに要素を加え、ルールを複雑にしても、面白く精妙なゲームになるとは限らないのです。
というわけで、私は要素の統合と単純なルールにこそ、カードの可能性があると思います。
一筋縄でいかないのは、カードの効果だけで十分。
タワーデッキを作った時の教訓を活かして、
微妙なさじ加減とか、ジレンマみたいのを盛り込んでいきたいですね。