一つ分とは言いませんが、デッキの枚数には限りがあります。
(今更ながら、友人に借りてアビスをやっています)
そんなわけで、今回は、デッキにいろんなものを詰め込む、
驚異の収納術についてお話します。
これで引っ越し当初の輝きが我が家に・・・
デッキの中で、同じ役割を持つカードたちの集まりを、
「スペース」といいます。
無論、たくさん入っているほど、出やすくなりますが、
いらないカードがでやすくなっても、嬉しくないでしょう?
そんなわけで、最適なバランスをもとめて、
デュエリストは今日も戦うのです。
マナ回収のお話をしたとき、
「かもしれないを減らす」と表現しました。
これは、逆にあなたの選択肢が増える、
もしくは、可能性としてのデッキのカードが増える、
そういうことでもあります。
デッキを、タンジブルなカードの集合としてではなく、
ありうべき未来の集合として見る、それが確率論です。
そして、カードの枚数を疑似的に増やすことによって、
デッキにより多くの戦術を積み込むことが可能です。
それでは、具体的なテクニックに移りましょう。
ドローと回収は、もうお話しましたね。
ドローは早送り、回収は、巻き戻しです。
デュエル中に巻き戻したくなることをかぞえていては、
取り返しがつかなくなって後悔しますよ!!
人の一生は短いのですから。
また、大型のカードを少しずつ入れて、役割分担させる方法もあります。
コントロールデッキなどは、主にこの方法を使っています。
2枚、3枚のカードを一枚にすることで、
その分のスペースが浮いてくるので、コントロールには様々なカードが入るのです。
他には、一枚で二種類の機能を持ったカードを使うのも、
手堅い方法です。
どちらかの能力しか使えないにしても、
たいてい本番で必要なのは片方だけ。
一枚で二つの局面に対応できるというのは、
デッキにも、手札にも、やさしいですね。
単に、テキストに幾つもの能力が書いてあるカードだけではなく、
一つの能力を様々な方面に活かすのも大事です。
たとえば、天真妖精オチャッピィ。
墓地からマナに一枚カードを移す能力の持ち主ですが、
この能力は、
「墓地を減らす」「マナを増やす」の二つに分解できます。
早い段階で呪文を使っておけば、
マナを増やすカードでありつつ、
後半はマナに戻した呪文をストームクロウラーで回収したりと、
神様からいつ渡されても、便利なカードになれるのです。
ブロンズアームでは、こうはいきません。
「よみがたり」のメビウスチャージャーなど、
もっと印象的です。
ブースト、アップルの再利用、
アップルのためにナスオをマナに置くことも重要。
というわけで、カード同士の特性も組み合わせながら、
同じカードを様々な形で活躍させられるよう、工夫してください。
そうすることで、デッキが粘り強く、密度の濃いものになります。
また、実際にプレイしている中で、カード一枚一枚が手札に与えるストレスも、
スペースを圧縮するのと同じ方法で減らすことができます。
マナを置くときなど、感じるプレッシャーが変わりますから、
体験してみてください。
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