なつきさんの6月21日の記事を拝見して、
はっとさせられたので、
戦国編そのものについて、詳しく考えてみたいと思います。
こちらがその記事です。http://castle1moon.jugem.jp/?eid=1377
戦国編のカードがついにお店に並びました。
デッキ開発は幾分前から行われていますが、
どうでしょう。みなさん、「ナイトデッキ」「サムライデッキ」以外、
何か思いつきましたか?
ご覧のとおり、
私はほとんど手つかず、手が止まって筆ばかり動かしています。
そもそもなつきさんさえネタに詰まっていらっしゃる位なのです。
さて、この結果、発売当初からある程度わかってはいました。
戦国編が発売されても、そんなに急にはデッキは増えないぞ、と。
極神編の時とは、まったく違いますね。
極神編では、発売直後にキキカイカイデッキだの、武神デッキだの、
それはすごいものでした。
さて、これはどうしたものでしょう。
答えは、無論収録カードの性質が全く異なっているからです。
極神編のカードは、フィニッシャーやCIP*1、PIG*2獣が多く、
また範囲が限定されたシナジー*3のカードが少なかったのに対し、
戦国編のカードは、ドローや除去用の、
限定されたシナジーのカードがメインです。
そのため、新しく作れるデッキのバリエーションがなく、
製作者に「これを作れよ」と言われている気分に*4。
ところで、似たようなことが以前にもあったのはご存じですか?
そう。「不死鳥編」ですね。
不死鳥編のカードも、戦国編のような感じでした*5。
そして、これが重要なのですが、
不死鳥編では、2弾、3弾と出るたびに、
デッキの自由度が跳ね上がっていったのです。
カードが増えると、
他の弾のカードとシナジーするカードが出てきて、
また、少ない枚数でも新しいカードのグループが働くようになるのです。
ちなみに、不死鳥編の「サンダール」も「Vアップル」も、
私のデッキでエンジンとして大活躍中です。
他のカードも、デッキの素地として、固有のデッキタイプを支えています。
極神編のカードが生んだデッキタイプが、
既存のデッキの頭(フィニッシャー)を付け替えたものだったのとは、
対照的ですね。
こうも言えるかもしれません。
「極神編のカードは、デッキの骨に付ける肉であり、
不死鳥編のカードは、デッキの骨になるカードだった」と。
戦国編のカードが不死鳥編のカードと似ているならば、
やはり戦国編も新たなデッキのための骨でしょう。
聖拳編以降をみるに、
これからのDMは、肉と骨を交互に出していくのかもしれません。
というわけで、私は2弾が出るのを待ちます。
不死鳥編の後半は、私も変わったデッキがたくさん作れました。
いや、2弾が出てしまえば、大忙し。
その時こそ、勝負に出なくてはいけない。
かすかに風の吹き込み始めた抜け穴を、誰が最初に見つけるか、
非常に楽しみです。