難しいコントロールやブーストデッキは後回しにして、
今回は速攻の色構成と、その意味合いを探りましょう。
前回の色別能力表も合わせてごらん下さい。
(◎が最重要、○は役に立つ、△はなんとか使える、という評価になっています。)
何といっても、早い段階でクリーチャーが攻撃を始めることが肝心です。
うまく殴り切れなければ、こちらの得意な序盤が終わって、
相手の得意な中盤に入っていってしまいます。
また、クリーチャーの大きさも重要です。
クリーチャーが死ににくいほど、効率よく攻撃できます。
よって、速攻獣の理想は、軽くて大きいクリーチャーということになります。
しかし、速攻に必要な能力は、それだけではありません。
相手による妨害を退けることも重要です。
具体的には、相手クリーチャーの、とくにブロッカーの除去が重要です。
除去が徹底できれば、
パワーの低い味方でも野放しにしてもらえる可能性が出てきます。
速攻同士がぶつかった時の事も考えて、トリガーなどは用意すべきでしょう。
また、パワーの不足を、量で補うこともできます。
フォーチュンボールなどの力を借りれば、
除去された後も攻撃を継続することができるのです。
1.赤火+他一色
ブロッカー破壊、クリーチャーの軽さ、SA。
攻撃に必要な一通りの能力は、火に集結しています。
ですから、他の文明を足す際は、火の速攻を支えるようにするのがコツです。
例えば、水のドロー。闇の除去やハンデス。
これらは、アタック以外の側面から、火の攻撃をサポートします。
逆に、自然や光は、クリーチャー面で速攻を強化します。
1マナ獣を増やすことで、
より確実に2ターン目からの最速パターンが狙えます。
赤と緑の場合、レインボーのゴンタなども魅力的ですね。
赤と白なら、フンヌーがいます。
レインボーを使うため、というのも、多色にする立派な理由ですね。
2.闇+水
これは少々特殊な構成です。
除去によって攻撃を通しつつ、息切れしてきたら手札補充という、
ビートを支援する能力を主体として組まれたデッキになります。
クリーチャーは、若干火に見劣りしますが、
ストリウムのような大型クリーチャーもいます。
また、メルニアやハリセンモンのように、
ビート向け軽量レインボーが多いのも特徴です。
ガチャックなどで相手を除去しながら、味方クリーチャーを守るのが、
青黒の基本。上手にバトルをさけましょう。
以上が、速攻における多色デッキの成り立ちでした。
次回はクリーチャーコンなどを扱っていきます。
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