ふたり回し

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ロックの抜け穴?

最近のデュエルは、速攻とコントロールに二分されています。

背景には、環境の調節があるのではないか、

そうにらんでいるのですが・・・


不死鳥編までの強いコントロールというと、

8,9マナあたりにフィニッシャーを持ってきたデッキがほとんど。

それに対し、今のコントロールは、

だいたいが6,7マナでフィニッシャーが出てきて、おしまい。

ロックがかかって、それより重いコントロールが使えないありさまです。

そのため、

「ブースト、ハンデス、フィニッシャー(終)」

というデュエルをよく見るようになりました。


また、コントロールの仕方も、大きく変わりました。

以前のコントロールは、「何をしても反撃される」支配型だったのに対し、

今のコントロールは、「何もできない」支配型になっています。

おそらくこれは、以前のコントロールのカードを封じるためです。

環境を変えるという意味で、この方向に定まったのでしょう。



6,7マナで完成されているロックデッキがあるというのは、

すなわちそれよりも重いデッキは、勝てないということ。

以前なら、弱いなりにディアブロストやヘブンズが、

遅いコントロールとビートの間に滑り込めていましたが、

このスペースがメタデッキの混戦地帯になり、

結果としてデッキの幅が狭まってしまったのです。


といわけで、キングロックヘヴィメタル、5神それぞれの、

対応策を探していきます。


・キングロック

おそらくもっとも緩いロックの一つです。

エターナルソード一発で解除可能ですから、ロック自体は強くありません。

また、クイーンとキングが揃うまでは、不安定。

進化元の除去にも弱く、序盤からの除去が可能なら、

太刀打ちできるでしょう。

ただ、ブロッカーも、クリーチャーロックもできるので、

ビートダウンには嫌な相手になるでしょう。

また、キングのおかげでゴッドを防げるので、

今の環境に居場所があるのだと思います。

・へヴィメタル

シールドを守る、という一点において、最強のロックです。

タップされていれば、問答無用のタイマン勝負が始まります。

先に出せれば、キングやクイーンも処分可能なサイズですね。

ただ、バトルが専門であるため、スレイヤーは通じます。

キングと違い、ブロッカーで守ることもできないため、

リカバリ用のインフェルノサインで持っている格好です。


・5神

パワー、除去、しぶとさにおいて、他の追随を許しません。

バトルゾーンに出てさえいれば、

アゴンファラオのみで、ヘヴィメタルを殺せるくらいで、

出す前に何とかするしかないのが現状です。

幸い、テンポが遅かったり、必須パーツが多かったりで、

キングロックハンデスに引っ掛かってくれることもあるようです。

ランデスができるため、相手の反撃も、ほとんど封じてしまいます。

ただ、面白いことに、5神のコントロールは、アタックトリガー。

すなわち、5神の攻撃と、攻撃の間は無防備です。

潰したければ、本体ではなくシールドを、ということで、

ヒャックメーやヘブンズなどは、反撃できるかもしれません。

インフェルノサインも、有効です。


以上、各フィニッシャーのかわし方でした。

マリエルも効く分には効くのですが、各デッキ、対策が進み、

厳しい状況になっています。


これからの焦点としては、

ヘヴィメタルやキングロックなど、「隙はあるけれど早い」デッキが、

どこまで伸びてくるかで、

結果次第ではデッキの多様性も広がってくるのではないかと考えています。


無論、ビートダウンを磨く事も、大事。

最近はまた、ビートダウンが頑張っているおかげで、

カウンターデッキなども戻ってきているようです。

カウンターデッキは、5神にも効きますから、

大いに期待できると思います。