今回は、私の恥ずかしい勘違いと、
「チカン」の邂逅に関するお話です。
置換効果とは、「SがVされるときと、かわりに…」いう効果です。
今日の今日まで、
置換効果というのは、「カードの移動先」を変えるものだと思っていました。
例えば、墓地に行く代わりに、手札に置換する効果、と。
というわけで、セイバーの「代わりに破壊する」効果を、
「墓地へ」→「場に残る」と「場に残る」→「墓地へ」
の二つに分けて解釈していたわけです。
ところが、そうではないらしい、
字義どおり、クリーチャーAがクリーチャーBに代わっているらしいです。
「ペトローバが 破壊される」→「ブレイガーが 破壊される」
「S」にあたる部分が変更されていることが、
置換と言われているらしいと気づきました。
すなわち、「何がどうこうする」処理が入った際に、
その処理の一部またはすべてを書き換えることが、
置換効果なるものの正体であって、
改変されるのはSでもVでもCでもかまわないということです。
つまり、処理Aを処理Bに置き換えているわけです。
そして、ジンナイとグライスの効果を並べてみると、
シノビの破壊→ギャラクシーの破壊+破壊→残る:がダメで、
手札捨て+シールドブレイク→残る+手札捨て→召喚はOKなのです。
「手札捨て」の処理は、新しく付け加えられた効果で、
改変を受けたものではないということになります。
というわけで、「置換効果は連鎖しない」は
「一つの処理は二回以上改変されない」
もしくは「二次的な処理は、必ず実行される」と書き換えられるのです。
ここで、もう一つの定義が見えてきます。
一体なぜ「連鎖しない」のか。
その裏に、「処理のキャンセル」が入っているということですね。
処理の改変を、
「既に発生した処理に『待った』をかけられる効果」
と読み替えると、
「連鎖しない」を「一度に何度も『待った』は使えない」に変えられます。
「キャンセルを無制限に行うと、処理のループが起こってややこしい」
というのが、「連鎖しない」理由なのかもしれませんね。
<後日談>
それで、確認のためにwikiを覘いてみると・・・
それらしい表現が、ある、ある、ある*1
しかも「破壊による置換効果」と分けられていました!
思わず「更新したなら、早く言ってよ!」*2
というわけで、私の方にオチがついてしまったわけですが、
目につきやすくしておくためというのと、
(オチが)面白いのではないかと思い、記事にしてみました。
一次的処理だから、置換効果させて下さいよ・・・
http://www27.atwiki.jp/duel_masters/pages/3258.html
(wiki上の置換効果に関する記事です)