さんざん大口をたたいた、緑の神託・改。
ニンジャストライクをかわし、多色デッキを事故らせるスーサイドが、
今の環境でうまく決まってくれるのではないかと、
押し入れの中から、埃を払ってのエントリーです。
テクニカルな部分をそのままに、サイン系列を接ぎ木しました。
従来通り、枠が文明、中身が色を示しています。
アンダーバーの色はカードの種別など、
どくろが墓地を増やすカード、羽は減らせるカードを表しています。
(麦の穂みたいなやつです)
赤緑スーサイドの基本は、ナスオからライダーズへのコンボ。
そして、速めのビートダウンです。
ナスオをコネクタとしてベジーズ種族ビートを加えたデッキ。
スーサイドによる手札切れを緩和し、
膠着時に大きめのカードで逆転できるよう、
エンジンの要素を内蔵した、「ガチ勝負君ビートダウン」でした。
不安定感と共に、柔軟性をそなえたこのデッキには、
的確な選択により、デッキの性質を大幅に変更できる強みがありました。
そして、今回加えた改修は、パワーの増強と除去の強化です。
まず、緑の神託の弱点の一つは、
2マナクリーチャーのパワーの低さでした。
パイロンやキリンソーヤの出回っている今日び、
クリーチャーのパワーは4000前後欲しいわけです。
しかし、ランデス部分をなくすのは面白くない。
そこで、カイトトーテムに全体を守ってもらうことにしました。
サーチもできて、回収も簡単なこのデッキだからこその投入です。
そして、もう一つの課題である除去の強化。
赤緑では、除去といっても限界があります。
黒入りによって、除去を強化することが必要でした。
もともとのスーサイドを生かし、野菜に合わせやすいのは、
大型CIPクリによる除去。
そこにトリガーを絡めるということで、おわかりですね。
最近出ずっぱりの、サインです。
オルゼキアやメガドラグーンと、サインを合わせ、
5マナの時のアクションに、サインによる特殊召喚を加えました。
ガラムタで、ドラゴンを確保しつつ、キリューも加えて、
ビートダウンの面も増強しました。
そのほかの変更点は、ベイビーバースと、Fアクセラー。
ランデスや墓地送りの補助と、ブーストの強化という、
緑の神託の持っていたテンポ管理の能力を伸ばす改造です。
ライダーズによるワンサイドゲームもしやすくなりました。
緑の信託は、多彩な戦術が、野菜を軸につながり、
その時々で、ジャンルを変えるデッキです。
そして、今回の改修によって、安定感が加わりました。
勿論、持前の気難しさは健在です。
どの戦術が狙えるのか、どの戦術が要求されているかを見極めなくては、
ただの中途半端なデッキにすぎません。
波を乗りこなしてはじめて、一つの戦術を、本格的なものにできるのです。
この『野火の彼方に』は、神の手に翻弄されるデッキです。
そして、それ以上に、人の手で完成されるデッキです。
隔世の淡いに興味がおありなら、のぞいてみるがよろしい・・・
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