皆さんには、デュエル中に「しまった」と後悔することはありませんか?
シリーズにできるかどうかはまだ分かりませんが、
今回は、そんな「しまった」を集めて、記事にしてみました。
プレイヤーにとって最も近いゾーン・・・それは手札です。
マナゾーンに置くのか、バトルゾーンに出すのか、手元に残すのか。
ひとたび手放せば、選びなおすことはできません。
限りある手札を、賢く使うためのテクニックを、今できる範囲内でまとめてみました。
・我慢どころ、使いどころ
「賢く使う」というのは、具体的に言うと節約術です。
貴重な資源である手札を、使うべき場面で使うため、使わなくてよいところでは温存して戦うことは非常に大切。
カードを温存すべきところと、そうではないところ、基本的な判断基準をいくつか挙げます。
カードを使うべき場面の代表と言えば、差し迫った危機です。
相手の攻撃を防ぎきれないと感じたとき、
システムクリーチャーが居座ってループが始まったとき、
相手が強いカードを持っていることが分かっているとき、
除去カードや、ハンデスカードを使わないわけにはいきません。
また、こういった場面では他のカードを犠牲にしなくてはならないこともあります。
同じ文明のマナが他になかったり、マナが足りていないときは、ずっと後のターンよりも目先のターン。
今の手札でできる行動で、緊急を要するものがあるなら、終盤用のカードを手放すのは仕方ありません。
変に特定のカードにこだわると痛い目を見ることになります。
特に、多色カードは先に置かなくてはマナとして使えないので、手放すかどうかは早めに決めてしまうべきでしょう。
そして、逆に温存するべき場面はというと、上の逆です。
緊急を要さない時は、除去カードなどを使うことを避け、マナが足りているときには、無理にマナを置かないこと。
下準備として使うカードが来ず1ターン遅れで行動する時、次のターンに使う予定のカードが軽い時、来ない時は大切なカードを温存しましょう。
・デッキ作りからのアプローチ
実際に手札の管理を行うのは、デュエルの中ですが、デッキ作りの段階で管理の仕方を決めることも大切です。
呪文やCIP*1獣を連発する手札消費の激しいデッキなら、手札は大量ドローでストック、節約しながら使うようにし、
ブーストしてから重いカードを使うデッキなら、必要なカードをサーチ、回収するカードを待って、マナをためることに専念するようにするとよいでしょう。
速攻なら、すぐに使えないカードは見捨ててできる動きを確実にこなしていくのが基本ですね。
また、管理をしやすいようにデッキを組むことも大切です。
マナ回収を投入してカードをマナに置きやすくしたり、墓地回収やループ機構*2でカードを再利用して、我慢する場面そのものを減らせば、戦うのが楽になります。
ドローを序盤から頻繁に行い、マナ用のカード、二枚目以降のカードを手に入れる作戦もよく使われます。
手札マネージメントの巧拙は、デュエルの結果に直接響いてきます。
手放すべきカードに拘り、今すぐすべきことを怠るのは、確かによくありません。
しかし、
「毎ターン、マナを増やさなければいけない」「手札があるなら、使わないと損」
という強迫観念と戦って目先のアドバンテージを捨てることも、時には必要な行為です。
何を捨て、何を残すのか――
一つ一つの判断を、慎重に行うことが、勝利への、最も遠い近道です。
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