山札の中のカードの位置を意図的に操作できないよう、
通常プレイヤーはデッキを交換して、お互いのデッキをシャッフルします。
これは、
「他人のカードは、裏向きならば見分けがつかない」
という認識に基づいているのですが・・・
残念ながら、
裏向きであってもホイルカードとノーマルカードの違いは出てしまいます。
これを利用する不逞の輩も、少なくないとか。
このことを踏まえると、ヒーローズカードの隠された役割が見えてきます。
序盤に使うような小型のカードにもホイル加工がしてあれば、
ホイル加工の有無で、カードの種類を判別するのは難しくなります。
同じカードをホイル、ノンホイル両方で売り出すメリットに触れましたが、
ホイル加工の有無でカードの種類を判別されることを防ぐうえでも、
こういったカードのバリエーションは役に立つのです。
また、構築済みに入っているビニール製のカードについても、同じことが言えます。
こういったカードは、裸であれば判別は簡単ですが、
普通のホイルカードより剃りにくく、
スリーブに入れるとノーマル加工との判別が難しくなります。
構築済みに入っているカードすべてに同じ加工がしてあるわけですから、
これもホイル、ノンホイルのかく乱に一役買ってくれそうですね。
同じカードに、ホイル、ノンホイルの違うものがあること、
また、ホイル加工はしてあっても小さいカードがあることは、
イカサマやサーチに対する、一種の対抗策にもなり得ます。
少なくとも、レアリティの管理に関しては、
DMは成功しているのと言えるのではないでしょうか。
<アンケート>
今回の記事に納得して頂けましたか?
はい / いいえ
またのお越しをお待ちしております。