比較的オーソドックスな呪文攻撃クラス……ではありません。
シャーマンと分離した影響で、若干挙動がダクハンめいています。
短杖・鞭・軽鎧・服
作成したリストには専門の軽戦士が存在しません。
グラディエーターが固有で加速するほかは、速い物理アタッカーはイェガーくらいです。
このエクソシストは、そのかわりに導入したいわば「軽呪文使い」。
全体攻撃を得意とするシャーマンに対し、エクソシストの呪文はピンポイント。
その代わり、軽戦士を思わせるスピードと絡め手を持っています。
最大の弱点は燃費で、平均以上のTPはありますが、スキルの消費と比べるとやや不足気味です。
調子に乗ると鞭でペチペチ叩く以外にやることがなくなります。
奇跡マスタリの低レベルスキルは、オーソドックスな属性攻撃です。
武器の影響が小さいので、レベルによる威力と消費の変化を大きめに振っています。
黙祷はTP節約にしか役立たず、ダルセーニョで奇跡を連発した方が火力が出ます。
一方加護の倍率は相当なもの。
攻撃性能を伸ばせるヤシャのスキルと高い親和性を持ちます。
対して高レベルスキルは、4種全てが自爆技です。
馬力のないキャラで高ダメージを出す方法といえば特攻でしょう、多分。
比較的高い倍率と消費を持っていますが、普通に使ったのでは十分なリターンはありません。
そこをカバーするのが、2つの固有スキルです。
味方の攻撃強化、TP回復といずれもRPGで強い効果。
自爆の発生が速いので、他のアタッカーに追い越される心配はありません。
2ターンおきにチャージして自爆させ、生き返らせても構いませんが、より強いのはドッペル。
空き枠を多めにとると、TPを自給できるうえにパッシブが3重にかかったりします。
魔法剣士……とはいきませんが、エクソシストは物理的な要素として鞭スキルを持っています。
ローマから派遣されたどちらかというと陰険そうな神官のイメージですね。
鞭は遠隔攻撃可能な壊属性武器で、攻撃力は短杖と短剣の間くらい。
その代わりに高い速度補正を持っています。
異常のカバー範囲はクラウンに敢えて持たせなかった3種縛りの他、呪い、石化。
平均以上のLUCを持っているので、発動率もそこそこです。
倍率・燃費がそこそこなので呪文耐性持ちや格下相手には攻撃目的でも使えます。
特にクラウンにパニッシュウィップを使わせると雑魚戦で強力です。
変則的な使い方のできる呪いも含めて、実は一番強力な武器スキルかもしれません。
そして、エクソシスト最大の魅力の一つは、豪快なTP回復スキルです。
サブクラウンで分身したり、マジックヒットでTPを回復すると、PTの電池になれます。
特にガーディアンは祝福の有無でかなり使い勝手が変わってしまうでしょう。
自爆スキルである犠牲の光も回復技ですが、こちらは希少性の高い蘇生。
ハーバリストなしでもPTを運用できるようにしました。
自爆時に味方のTPも回復できるので、立て直しがスムーズに進みます。
エクソシストは、多彩さと強烈な個性を併せ持った稀有なクラスです。
サブ選び次第で、素直な呪文使い、分身特攻弾、攻撃・支援の掛け持ちもこなせます。
また、サブとしても縛りや回復、攻撃と用途は様々。
決して自爆してナンボということは……南無三。