その名の通り、強化スキルや命令スキルを操るクラスです。
体力を捨てているので、従来のバフ職の中だとバードが一番近いかもしれません。
短杖・弓・服
当初考えていたのはバフと攻撃の二択です。
従来のバフ職の攻撃手段は、プリンスが発射系、ダンサーがチェイス系ですから、
いずれともかぶらないものを……と乱れ竜のバリエーションをいくつか用意しました。
硬いプリンスや前列配置になりやすいダンサーとの差別化の意味でも、
安全な後列から命令する、ある意味純粋な指揮官のイメージで固めています。
本体の性能は、攻撃よりのバランス型です。
自身が命令スキルに便乗できるよう攻撃力を高めに設定し、弓を装備可能にしました。
イメージはタクトと楽器の弓。
地の攻撃力ではなく、豊富なTPを生かして大技でダメージを稼ぐタイプです。
一方インドア派ということで、鎧は装備できず、ステータスも相まって防御は貧弱。
前列に置きたいときはサブで一工夫する必要があります。
指揮系のスキルには、従来通り攻撃・防御・回復を組み込んでいます。
全体に効果がかかるので、物理面だけでなく、属性面も強化できるようにしました。
物理アタッカーと属性アタッカーが混ざっていても大丈夫です。
回復スキルはダンサーを踏襲しましたが、発動率を設定することで若干下方修正。
それでもまだハーバリストより強そうですが、
コンダクター自身のスキルで強化枠の取り合いが生じるのがせめてもの救いかな?
歩行回復も含めて、回復役としてハーバリストと張り合える地力があります。
異常技を分散させたのとは反対に、コンダクターのバフスキルは網羅的です。
弓職よろしく命中・回避系のバフを使い、TP軽減やゲージ溜めもカバーしています。
プレストとアダージョは特に強力で、PT全体のルーチンを合わせると厨PTが作れます。
本当に何でもカバーできるので、敵の技や味方の編成に合わせた柔軟な運用が可能です。
指示系のスキルは、サブでとりやすいように分派させました。
攻撃スキルは三つあり、PT編成や敵の配置によって使い分けることができます。
ボス戦で最大出力を持っているのはアルペッジョですね。
ダルセーニョは残滓を命令スキル化したもので、当然のごとく強力です。
2連発系のパッシブを他のクラスに入れられなかったので、コンダクターに持たせてみました。
消費がかさみますが、リフレッシュよろしく範囲の調節ができます。
回復役や防御役にかかるとむしろ困るケースがあるため、編成に合わせて拡張します。
一応重ねがけできますが、ダルセーニョ同士は反応しません。
呪文使い然とした仕上がりのコンダクターですが、その役割は多岐に及びます。
スキルを上手く絞れば、他のメンバーのしわ寄せを一手に引き受けることができるでしょう。
逆に、バランスの取れたパーティーに強力な武器を与えることも。
メインにせよ、サブにせよ、PTに一人は入れておいて損のないクラスです。