以前から何度か触れていた戦士・グラディエータ。
最低クラスのAGIで「素早さも兼ね備えた」とはこれいかに。
剣・槍・斧・盾・重鎧・軽鎧
私の嫌いな「戦士」。
オーソドックスな剣士。
一応アタッカーになれる程度の攻撃と安心して前列に配置できる防御を持つ戦士。
ダメージを与える技と自己バフだけで男らしく戦う戦士。
とりあえず横に並べてエンチャントしとけばそこそこ強い戦士……
しかし、ここで剣士を抜くわけにはいきません。
ここまでで安心して前衛にできるクラスはガーディアンとハーバリストくらい。
ガーディアンは重戦士っぽくビルドすることもできますが、TPに大きな穴があります。
前衛で敵の攻撃に耐えながら無難に攻撃できるクラスが必要です。
趣味に走って呪文職や防御職を二つ入れたせいで枠が二つとれないため、
4のソードマンにならってスキルによる速度調整を導入し軽戦士と重戦士を選べるようにしました。
習得レベルを調節すれば、バフとデバフを含めたルーチンを無駄なく組むことができます。
パッシブなので、文字通り先手必勝できるのも魅力ですね。
もう一つの固有は攻撃力アップ。
ほぼ条件がない攻撃力アップなので、倍率は控えめです。
後列槍グラディエータだけは注意が必要でしょうか?
武器スキルは、伝統にのっとり二系統用意しました。
速さ・命中に優れる剣と、敵後列を攻撃できて威力の高い槍です。
ラッキーの低さと関係なく使えるよう、追加効果は全てデバフにしました。
縛り・異常系のスキルが減ってしまった理由というのが、これです。
剣は攻撃に役立つデバフ、槍は防御向けのデバフで統一しています。
強化枠を使わずありがたがられるデバフは、ほぼグラディエーターの専売特許。
攻撃目的以外でサブに持たせるのが有効です。
ダメージを与えるだけの技は嫌いなので、序盤用の節約スキルは思い切ってパッシブにしました。
序盤に無消費で範囲攻撃できるため、これだけで地味キャラの誹りを免れることができます。
また、パッシブからの派生として、剣・槍双方の高ダメージスキルを用意しました。
シャドウバイトやヘブンズショットと同系列の条件付き攻撃技です。
極力マスタリだけでスキルをとれるようにした中での前提持ちだけあって、強力無比。
異常役を別に用意しないと話になりませんが、使って楽しいのはこの手の技ですよね。
そしてグラディエータの持つもう一つのダメージソースは、これまたパッシブです。
ジャグリングをカウンターやチェイスに乗らない仕様にしてしまったので、
ジャグリングが乗るよう「武器攻撃スキルではないダメージソース」として作りました。
武器マスタリのスキルですが、スキルがあれば他の武器でも攻撃可能です。
反撃が範囲攻撃であるのに対し断罪は単体攻撃しかできませんが、依代に反応してくれます。
積極利用するなら、断罪の方ですね。
素の倍率が高いので、保険として持たせてもピンチを打開してくれるかもしれません。
その他のこまごまとしたスキルは、基本的にウォリアー、モノノフ系列です。
食いしばりもチャージも強力なので、物理アタッカーは第一に検討すべきでしょう。
素体ももちろん強力なので、前衛アタッカーのメインはグラディエータ安定です。
素体は優等生、スキルは曲者ぞろい。
剣士としての大枠を維持しながらなかなか面白く仕上げることができました。
物理耐性持ちには弱いので、そこを気にする場合は斧スキルや刀スキルを持たせると便利です。
サポートに回るか、バクチ技で攻めるか、別の武器を持って素直に戦うか。
バランスはよくとも、グラディエータは殴るだけの戦士ではありません。