むしろヤシャなどを最後に持ってくるべきだったのかもしれませんが……
イェガーも十分にトリッキーかつ爆発力のあるクラスです。
弓・剣・軽鎧・服
イェガーはレンジャー-スナイパー系統の遠距離打撃クラスです。
スピードよりのステータスや、豊富な探索スキルが共通していますね。
手数の多さも特徴として残していますが、イェガーの主砲はチェイス。
他にも剣が装備できたり、いろいろと軽戦士の要素が混じっています。
イェガーの獲物は、RPG伝統の弓ですが、弓の仕様にはいくらか手を加えました。
世界樹Ⅴの弓は、両手武器です。
両手に弓もったらどっちの手で矢を持つのかも甚だしい疑問ですが、問題は他武器との兼ね合い。
槍に勝るパワーと、最高レベルのスピードを同時に与えるために、ペナルティが必要でした。
両手が塞がってしまうので、弓使いは見た目より脆いというわけです。
逆に、剣装備だと軽戦士程度の硬さを持たせることができるようにもしています。
耐久力に若干の不安があるイェガーですが、アルゼブラと同じくこれも固有でカバーしました。
ただし、スキルで調整できるのは標的率です。
イェガーが狙われない分味方に攻撃が飛んでいくので、壁役としての活躍はできません。
もう一つの固有スキルは攻撃力アップ系統。
チェイスと同じく、味方の攻撃をサポートすることでダメージを伸ばします。
もちろんイェガーを三人横に並べても強いですよ。
レンジャーやスナイパーとの最大の違いは、チェイスがダメージソースであること。
ガーディアンから押し出されたソードマン成分が、イェガーに加わった格好ですね。
イェガーの武器は弓なので、援護射撃のイメージがしっくりきます。
ただし、効果が強力であるため、ラピッドチェイスをある種のマスタリとして使いました。
完全に3色チェイスを習得するには、ラピッドチェイスと援護の名手のマスターが必要です。
習得をラピッドチェイスで止めて他系統のスキルを開拓したり、
名手を取らずに呪文にチェイスして終わらせたり、ビルドの幅は広めに取ってあります。
一方で、サジタリウスやスコールショットのように単発で強いスキルはありません。
スナイプ・マルチエイム共に低燃費だけが売りです。
序盤では心強いダメージソースかもしれませんが、後半では節約にしか使えない類の技です。
特にサブで弓を使う場合は、通常攻撃パッシブの止めの一矢の方が強いかもしれません。
もう一つオミットしたのは、絡め手です。
一応スタンは持っていますが、LUCはヤシャやコンダクターと同レベル。
メインで使いこなすのは難しいでしょう。
スタンショットは、むしろ3色ストッパーの前提のようなものです。
3色ストッパーは先見系列のスキルで、このスキルのおかげでイェガーは防御にも回れます。
レベル1でもボス戦で十分使えるますが、前提が重いのでチェイスとの両立は困難。
PTの構成によっては、イェガーはストッパーとスナイプで戦うことになります。
イェガーの武器は弓だけなので、チェイス系とストッパー系で分割しているわけです。
そのあたりはシャーマンと同じですね。
逆にレンジャーとの連続性が強いのは、命中・回避関係のスキル。
先読みは本体のAGIの高さからメインでは必要ありませんが、
弓の命中率自体は低めなのでサブで弓を使う場合は重要です。
対してアクティブの回避スキルである鷹の眼は、イェガー向きの技です。
単発うちでも効果がありますが、潜伏+雲隠れと違って無敵になれる程ではありません。
槍スキルのフラットスタブと重ねがけすれば、ある程度までならシノビに近づけます。
同様に、探索系のスキルが多いのもレンジャー-スナイパーゆずりですね。
一つだけ目立つのは野営の達人で、これはファーマーのキャンプマスターの発展型。
いつでもどこでもテントがはれてしまうスゴ技です。
FOEの進路で野営すると寝込みを襲われるので、根性試しは厳禁。
正しい使い方をすれば、PTの継戦能力がぐっと上がることでしょう。
と、いうわけで、全クラスのスキルリストがそろいました。
長い道のりでしたが、終わってみるとあっけないものですね。
トリがイェガーになったのは……よかったやら悪かったやら。
この手のリストのトリは特化系か変則系が一般的ですが……
地味なクラスを後に回したと考えれば、一応正解なのかもしれません。