ふたり回し

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夫以脅天、莫如覆空白虹

それ以て天を脅かすに、空を覆う白虹に如くなし、

白い虹ほど、天を恐れさせるものはありません。

ロマネのお話です。

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緑:ブースト 黒:ロック 青:回収 黄:防御 赤:トリガー 


ロマネスクといえば、強力なブーストです。

このカードが一世を風靡した時代もありました。

が、コンビ殿堂によって、このカードはネタ扱いになってしまったのです。


と言いますのも、ブーストというのは、

大きいカードが使えるようになるばかりではなく、

必要なカードを引っ張ってくる(山札を減らす)

そんな役割があったからなのです。

大地や紋章がなければ、引っ張ってきたカードが使えず、

結果としてぎすぎすしたクリーチャーになってしまったんですね。


ここは、大地以外のマナ回収で、ひと旗あげたいところ。

マナ回収と言えば、セラフィムデッキの出番です。

ラグマールはロマネの撤去にも使えるので、

スペースにも余裕ができそうですね。


このデッキの動きはくみ上げ→分配に尽きます。

状況に合わせて回収したカードを、ブーストによって得たマナで使う、

典型的なコントロールデッキです。

よって、まずはとことんブーストあるのみ。

フェアリーライフ、ラグマール、ロマネと、一種の博打に出ます。

そして、ロマネで9マナまでたどり着いたら、

そこはセラフィムの得意ゾーン*1

サンダールでくみ上げたカードを分配していきましょう。

マルディスで守り、ロウムとラグマールで相手をしらみつぶしにしていきます。


問題は、序盤の隙。

ロマネのおかげで赤が入ったので、火力トリガーを使います。

今回は、火炎と雷撃の城塞をチョイス。

タキルにも応用できる1枚です。

残りの穴を埋めるために、テルスルースも追加。

ランデスにも対応できて、一石二鳥ですね。

マルディスも勘定に入れると、防御側もブーストも、

2→4の動きになっていて、カッチリした構成になっているのが不思議。

ペトローバも入れて、セラフィムの防衛網の完成です。


さて、セラフィムに赤を入れるとなったら、

リボルバー→サーティークコンボは決めたいところです。

強烈なランデスで、相手の動きを止める効果もありますし、

ラグマールで相手のマナが増え続けるのも癪です。

ここで気をつけたいのは、リボルバーの回収法。

セラフィムの比率が下がるといやなので、

ハーメルンダリアを使ってみます。

サーティークとサンダールにかかる獣なので、助かります。

サーティークは勿論、相手に除去されたセラフィムの回収にも役立ちます。

ここでも積極的にスペースの削減ですね。

山札さえ削ってしまえば、セラフィムは強烈です*2


あとは、ハンデス対策です。

セラフィムなので、パルテノンを投入し、

デルフィンで完全封鎖。*3

ロマネ後は、パルテノンは手出し可能ですが、

サンダールの効果で、

ターン終了時に一枚パルテノンを持っている状態を保つと、

かなり効果的です。


というわけで出来上がったレシピがこちら。


『夫以脅天、莫如覆空白虹』

・ブースト・・・フェアリーライフ×4、ラグマール×4ロマネ×4

・エンジン・・・サンダール×4、パルテノン×3、

        サーティーク×3、ハーメルンダリア×2

・防御・・・  テルスルース×2、マルディス×3、ロウム×1

・その他・・・ ペトローバ×2、セフィアパルテノン×3、

        Xリボルバードラゴン×2、スペルデルフィン×1、

        アルグロスクリューソス×1

・トリガー・・・火炎と雷撃の城塞×4

以上、白13+8、緑17+4、赤2+8 計40枚

セラフィム20


大量のカードが行き交う、非常に豪快なデッキです。

ラグマループなど、実戦向きの部分もあるので、

プロクシでお試しください。

*1:重いカードが多いので、ロマネが引き立ちます

*2:ロマネスクの効果がここで生きてきます

*3:これもダリアで回収可能