ふたり回し

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一番もうかるトレードの仕方?

カードの価値とは何でしょう?

性能でしょうか、レアリティでしょうか、それともやっぱり僕イケメン?


要するに、なつきさんのシャークトレードのお話に乗っかってみるわけです。

こちらとDM遊戯:シャークトレードの定義とは。 | 一城なつきのJUNK!×3 | マジック:ザ・ギャザリングetcブログ

こちらDM遊戯:シャーク・窃盗に思う | 一城なつきのJUNK!×3 | マジック:ザ・ギャザリングetcブログになります。

シャークトレードは、本当に実在するかどうかですね。


1.カードの価値とは何か

シャークトレードとはすなわち、

価値の釣り合わないカードを交換し、利益を得ることです。

では、カードの価値とは一体何で決まるものでしょうか。

言いかえれば、レートとは何なのかということになります。


まず、カードの価値というと、レアリティが思い当たりますね。

強さが同じなら、派手なカード、珍しいカードほど高い。

古本市場」が守っている、唯一の原則です*1


そして、カードの強さ。

デュエルの中のカードという存在の核心は、性能にあります。

ピカピカでも、ボロボロでも、たとえプロキシでも、変わらない、

開発元に与えられた、権限の強さということもできるでしょう。


美しさも、大事な要素かもしれません。

飾っておきたいカードというのも、あるものです。

保存状態が大切なのは、このためでしょう。


もっと他の基準も、人によってはかかわってきます。

コレクターの人なら、すでに持っているか持っていないかが、

判断基準に大きくかかわってくることもあるでしょうし、

キャラクターのファンなら、特別なカードが欲しくなるでしょう。


珍しカードが欲しい、強いカードが欲しい、

格好いいカードが欲しい、白凰君の切り札が欲しい・・・

こんなに多様な価値観が、「欲しい!」基準がありますし*2

大体、子供同士のデュエルでは、

トーナメントと環境が全然違うわけで*3

勝てるカード、強いカードの基準も変わってくるはずです。


「本人が欲しいと思ったカードが手に入れば、それでよし」


そういう方もいらっしゃるかもしれませんが、

そうは問屋がおろさない、現実は複雑です。


2.レートとは何か

さて、この混沌とした需要と供給の中で、

何がカードの普遍的な価値=レートを決めているのでしょうか。


それはズバリ、「相手の欲しがるカードが欲しい!」

相手が欲しがるカードを持っていれば、

自分の探しているカードと交換してくれる可能性が上がります。

最悪現金でもいいですしね。

つまり、「交換材料」としてのカードの価値。

それこそが、レートの正体です。


3.一番儲かるトレードの仕方?

とりあえず、これでシャークトレード擁護論の要の一つは、

完全に切り崩せたことになります。

「そのカードを出したら、もっといいカードを狙えるよ」

と言ってやればよいのです。


いえ、

「そのカードを出したら、もっといいカードと交換してくれる人、いるよ」

これが、真相なのではないかと思います。

すなわち、マーケットは、売り手ばかりではないということです。


近くにフンパツしてくれる人がいると分かれば、

わざわざセコイ人と交換する必要はないのです。

その辺は、一番簡単にできる対抗策ですね。


ここで、もう一つ、題名にもあった通り、

「一番もうかるトレードの仕方」。

子供相手にセコイトレードをするよりも、簡単な方法があります。


それは、ばら撒くこと。

行きつけの店で、ご主人がおまけしてくれるのは、何でだと思いますか?

それは、リピータを増やすこと、

つまり、お客を確保することに他なりません。

開店セールやバーゲンががあるのも、同じ。

お客さんにショックを与えて、また買ってもらう。

基本中の基本です。


逆に、客を一方的にカモにする商売は、一時的にはもうかっても、

すぐに新しいカモを探さなくてはなりません。

そうして、少しずつどん詰まりに近づいていくのです。


収益率は低くとも、回数を重ねれば、トレードの成果は上がります。

いらないカードを何枚かプレゼントした子供が、

友達を連れてきてくれたりするなら、

そこから掘り出し物が出てきて、彼らが金の生る木になってくれる、

そういう可能性もあるのです。


まかない種からは、何も生えてきません。

やがて生る実を見た人だけが、熟れた果実にありつける。

世間には、種しか見えていない人がいささか多いようです。

種しか見えていなくて、そこにある実が見えてない。

あげくに、種をボリボリ食べ始めるのだから、見ていられませんね。


人間のもっとも偉大な発明の一つは、農耕です。

狩猟では、ありません。

破綻しないためには、共存共栄ということです。


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