ふたり回し

小説投稿サイトとは別に連絡や報告、画像の管理などを行います

星間受信機のできたわけ

事の始まりは、「あったらいいな」を作ろう、などという前向きな発想ではなく、

「ネタ切れして更新が滞っても人入りが絶えないように」という、

非常に消極的な願望でした。


・はじまりは怠慢から

私一人で思いつく記事には、限度がありますし、

一旦書き始めるとあれこれ余計なことを考え始めてしまうので、

ふたり回しの維持には多大な労力がかかってしまいます。


そこで、負担を減らすために、

安定した観客動員装置を手にいれようとしたわけです。


結論としては、ふたり回しをポピュラーにするしかないのですが、

相互リンク拡張作戦は、流石に節操がなさすぎますし、

これまでにリンクを繋いでいただいた皆さんに申しわけが立ちません。

ですから、

何かしら分かりやすい形で、利用価値をこのサイトに与えよう、

記事を面白くする他に、便利な機能を追加しよう、

積極的なサービスの方向に舵をとりました。


・生産構造のねじれを味方につけろ

負担を減らすためのものなのだから、

今までのように自分で何かを作って、それを提供するという形ではだめ。

マルクスではないけれど、

「作りました、買って下さい」では、買いたたかれてしまうのがオチで、

得をしようと思ったら、

労働者ではなく、資本家にならなくてはなりません。

すなわち、「商品を売りたければ私のところに持ってきなさい」

他の人の商品を、労働阻害、搾取というと申し訳ない気もしますが、

「御紹介」させていただこうという作戦です。


・ブログによる個別化→サイトの機能の外部化

始めに考えたのは、掲示板とSNSだったのですが、

これはもう先客がある上に、うまくいっていない様子。

語りたい人は自前のブログで語っているわけで、

そうなると掲示板に人が集まらなくなるのは仕方のないことです。


しかし、

このブログの離散した状況は、私にとっては好都合でもあったのです。

総合掲示板やSNSは、大がかりで維持も難しく、手続きも面倒で、

設立に踏み切るだけの気力が湧きません。

そして、その主な原因は、

総合掲示板やSNSに複雑な機能がついていることにあります。


掲示板などが失速している中で、シェアを増やしているのは、

ランキングサイトでした。

ブログにコンテンツがひきこもっているなら、

細かい機能は、必要ありません。

ブログにリンクを張るだけでいいのです。

そうすればサイトの機能を、極限まで減らすことができます。


こうして、星間受信機の輪郭が、次第に浮かび上がってきました。


次回に続