ふたり回し

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DM、基礎固めその6

というわけで、

全てのゾーンについての基礎知識のおさらいが完了しました。

まとめとして、各ゾーン間の移動についてお話します。



1.全ての戦略は

この6つのゾーンのカードを移動させる、

もしくは、移動を防ぐことによって成り立っています。

つまり、デッキの戦法を考える際も、

「相手のOOゾーンからOOゾーンに、カードを移すぞ」

と考えることで、より建設的、効率的に作業ができるのです。


2.マナを手札に?

カードを、墓地やマナから手札に戻すことを、「回収」と言います。

墓地からの回収には、疑問は出ないと思います。

墓地のカードは「使用不可」のカーでなのですから。

ここでは、マナ回収について見てみましょう。


マナゾーンから手札への回収は、一見「まき戻し」に見えます。

せっかくマナゾーンに出したカードを、

わざわざカードを使って手札に戻すなんて、割に合わない。

それでも、マナ回収カードは、使われ続けます。

いったいなぜでしょう?


最初のお話のおさらいをしましょう。

マナゾーンは、「いらない」カードを置くところです。

40枚の中のカードに、「いらない」カードが入っているのも、

妙なことではありますが、「いらない」カードは生じます。

コストが高くて、すぐに使えないカード、

出番が時々しか回ってこないカード、

他のカードを使うために、マナにしたカード・・・

しかし、これらのカードは、

マナが十分になったり、相手のデッキが本性を現したり、

はたまたピンチに陥ったりすれば、「必要な」カードになります。


果たして、その時山札からはそのカードが出てくるでしょうか?

「いらない」時に出てきても、「必要な」時には出てこない、

「かもしれません」。

「いらない」カードが「必要な」カードになること、

山札の神様はキマグレだということ、

マナ回収は、マナではなく、

「かもしれない」を減らすための戦略行動です。


3.墓地をマナに

ちなみに、墓地からマナへのカードの移動も可能で、

これは非常に低コストなので、

同じく低コストなマナから手札への回収とあわせ、

墓地→マナ→手札という二重の回収もベタです。


<シリーズ>

DM、基礎固めその1 - ふたり回し

DM、基礎固めその2 - ふたり回し

DM、基礎固めその3 - ふたり回し

DM、基礎固めその4 - ふたり回し

DM、基礎固めその5 - ふたり回し

DM、基礎固め番外編1 - ふたり回し

DM、基礎固め番外編2 - ふたり回し