ふたり回し

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デッキの構造その1

今回からは、ポピュラーなデッキの「構造」を解析、

自前のデッキ造りの基礎としていきます。


デッキの分析は、

色や速さ、攻撃、防御、妨害手段を基準にしても可能です。

が、デッキをよりよく知る上で大切なのは、

デッキの基本構造に着目して、全体像をつかむことです。


基本構造とは、すなわち、

デッキの「エンジン」、つまり、必要なカードを集める方法、

さらには、エンジンを幹として、どのような枝葉が付いているか、

この二点です。

『脱、初心者』で扱ったように、山札の神様は気まぐれ。

そこで、山札に戦局が左右されにくいように、

必要なカードを手に入れるカードを使おう、というお話もしました。

具体的には、ドローしたり、回収したりというカードたちです。


さて、一回目のお話は、どんなデッキから扱いましょう。

単純なデッキからのご紹介するのがよいでしょうか?

一番単純なデッキといえば、赤単ですね。

<<赤単

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赤単の構造を、図にしてみました。

「エンジン」を調べると言っておきながら、

一回目がドローも何も入っていない赤単になってしまうとは・・・


赤単とは、火文明の軽量クリーチャーで固めた、速攻デッキの一種です。

1ターン目からクリーチャーを出して、積極的に攻撃していきます。

相手のブロッカーを除去するカードくらいは入っていますが、それも一応程度。

デッキの大半は、1~3マナのクリーチャーです。


ところで、赤単にエンジンがないのは、なぜでしょう?

エンジンがなくとも、機能するということでしょうか?


答えは、エンジンを入れると、よけいに機能しなくなるから、です。

速攻なのですから、アタック以外に労力を費やせない、

結果、エンジンはつまずに、

山札から攻撃に役立たないカードが出てこないよう、

デッキをクリーチャーだらけにするというスタイルになるのです。


今回扱ったのは、赤単ですが、同じことがほかの速攻にも言えます。

必要なカードは、とかく4枚積み、自然に出てくるよう祈るのが、

速攻の流儀です。

また、遅いデッキでも、ドローより前の段階で使う、

序盤用のカードは、勝手に出てくるよう、

4枚積みしていくことになります。


<シリーズ>

デッキの構造その2 - ふたり回し

デッキの構造その3 - ふたり回し

デッキの構造その4 - ふたり回し

デッキの構造その5 - ふたり回し

デッキの構造その6 - ふたり回し