ふたり回し

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散らす構築、締める構築

小型のカードを4枚積みするか、

それとも大型のカード1枚で済ませるか・・・

今回は、コストとタイミング、それにスペースのお話。


以前から折にふれて申し上げていることの一つに、「役割分担とスペースの圧縮」というものがあります。

後半に必要な戦術には大型カードを少量使い、序盤の戦術に用いるカードはたくさん積むとうまくいく、そんな話でした。


マナ・クライシスと、ザールベルグを比べてみましょう。

まず、コストとランデス枚数。

どちらも、ザールベルグの方がマナクライシスの2倍程度です。

このことから列挙できる事実はというと、

・マナクライシスの方が、早期段階で使える

・ザールベルグの方が、手札効率がいい

・ザールベルグの方が、山札効率がいい

以上三点ですね。


特にコントロールの場合はさまざまなカードを使わなくてはいけないので、大型カードを使って各戦術用のスペースを抑えることが非常に重要です。

狙ったカードをトップデックで引き当てる確率は下がるので、その分をドローなどで補っています。


しかし・・・

ここで忘れ去られているものが一つあります。

それは、「相手による妨害」です。

マナクライシス×4とザールベルグ×2を比べましょう。

同じ一枚がハンデスされたとして、4枚積みのカードなら、トップでックで2枚目以降が出てくる確率は低くありません。

が、2枚しか入っていないカードの場合は絶望的です。

一枚一枚のコストや効果が二倍なだけではない、失われるショックも二倍ということなのです。


ですから、大きなスペースを割いてでも、カードの効果を小分けして散らせることには意味があります。

スペースを圧縮して、役割分担をさせるのとは、全く逆の意味が。

デッキの方針や、使用する部位に応じて、手堅くいくか、思いきっていくか、使い分けていきましょう。


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