ふたり回し

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ヴァイスシュバルツの販売戦略について-3

ヴァイスの過激な売り出しは、果たして全うなものなのか?

続きまして、カードの貨幣価値について考察してみます。


ヴァイスシュバルツの、購入特典を利用した悪質な販売により、

ユーザーの資金が底をつき、市場が倒れるとき、

一体どうなってしまうのか・・・はさておき、

このカードは、後々無駄になってしまうのか、そうでないのか、

カートン買いでも納得できる商品なら、救いようもあるというもの。

(最悪売り飛ばすとか)


そもそも、カードの価値というものは、流動的なものです。

ですから、買わされたカードが、どうなるかは分かりません。

ゲームの人気が出れば高騰しますし、その逆もある。

カードパワーが後から上がれば使えなくなりますし、その逆も然り。

では、カードパワーは上がるものとして、

(この先も強いままなら、むしろ買っておいたほうがお得ですね。)

カードの人気はどうなるのか?

ここが難しいのです。


ただ単に、ゲームの設計の良さや、イラストの良さだけではない、

いかに手に取ってもらうかが、最大のポイントです。

だから、派手な売り方もある程度しかたないのかもしれません。


そして、カードゲームの良さにも、売行きは絡んできます。

プレイヤーがたくさんいるカードゲームと、

プレイヤーの少ないカードゲーム、

同じカードゲームだとしても、面白さは全然違うはずです。

どんなプレイヤーがいるかも、大事ですね。


流行っているから価値があるファッションや、

出回っているから価値のあるゲーム機と同じく、

カードゲームも、プレイヤー人口が最大の財産です。


こういう良循環を持っている商品は、少々あこぎな手を使っても、

まず多くの方の手に取ってもらわなくてはならない。

ヴァイスの販売方法には、そういう理由がある、

というのが、今の私の見解です。


競技より演出重視、緻密さより手軽さ重視、

初めから「初心者向け」を公言したヴァイスの今後がどうなるか、

しばらくは高みの見物とまいりましょうか・・・