ヴァイスの過激な売り出しは、果たして全うなものなのか?
続きまして、カードの貨幣価値について考察してみます。
ヴァイスシュバルツの、購入特典を利用した悪質な販売により、
ユーザーの資金が底をつき、市場が倒れるとき、
一体どうなってしまうのか・・・はさておき、
このカードは、後々無駄になってしまうのか、そうでないのか、
カートン買いでも納得できる商品なら、救いようもあるというもの。
(最悪売り飛ばすとか)
そもそも、カードの価値というものは、流動的なものです。
ですから、買わされたカードが、どうなるかは分かりません。
ゲームの人気が出れば高騰しますし、その逆もある。
カードパワーが後から上がれば使えなくなりますし、その逆も然り。
では、カードパワーは上がるものとして、
(この先も強いままなら、むしろ買っておいたほうがお得ですね。)
カードの人気はどうなるのか?
ここが難しいのです。
ただ単に、ゲームの設計の良さや、イラストの良さだけではない、
いかに手に取ってもらうかが、最大のポイントです。
だから、派手な売り方もある程度しかたないのかもしれません。
そして、カードゲームの良さにも、売行きは絡んできます。
プレイヤーがたくさんいるカードゲームと、
プレイヤーの少ないカードゲーム、
同じカードゲームだとしても、面白さは全然違うはずです。
どんなプレイヤーがいるかも、大事ですね。
流行っているから価値があるファッションや、
出回っているから価値のあるゲーム機と同じく、
カードゲームも、プレイヤー人口が最大の財産です。
こういう良循環を持っている商品は、少々あこぎな手を使っても、
まず多くの方の手に取ってもらわなくてはならない。
ヴァイスの販売方法には、そういう理由がある、
というのが、今の私の見解です。
競技より演出重視、緻密さより手軽さ重視、
初めから「初心者向け」を公言したヴァイスの今後がどうなるか、
しばらくは高みの見物とまいりましょうか・・・